デザインが一新されたユニフォームとロゴ、スポンサー、そして代表チームの愛称が発表された
日本バスケットボール協会は4月11日、日本代表チームに関する記者発表を行った。発表会には川淵三郎JBA会長、三屋裕子副会長を始め、男子日本代表からは田臥勇太、竹内譲次、比江島慎の3選手が、女子代表からは吉田亜沙美、山本千夏、渡嘉敷来夢の3選手が出席した。
今日新たに発表されたのは、デザインが一新されたユニフォームとロゴ、スポンサー、そして代表チームの愛称。これまで「ハヤブサジャパン」だった愛称は、「AKATSUKI FIVE」(アカツキ・ファイブ)となった。
暁は日の丸にも通じる日本を象徴するモチーフであり、また今まさに新時代への夜明けを迎えようとする日本のバスケットボールに「日の出の勢い」をもたらそうという思いが込められている。
ユニフォームとロゴで用いられるチームカラー「黒×赤」は、日出ずる国である日本の日の出、すなわち「暁(あかつき)の空」の色をモチーフとしている。そこにバスケットボールのプレー人数である5人(FIVE)を組み合わせた。
川淵会長は「今年は新たなバスケットボール界のスタートで、大きく飛躍したい」と挨拶。ロゴについては「これから大きな夢、大きな発展、大きな変化に向かってバスケットボール界が変わっていくことへの象徴」、ユニフォームについては「多くの方々に着たいと思ってもらえるよう、努力をしていきたい」とコメントした。
続いて、新しいユニフォームを身にまとった男女の代表選手が登場。渡嘉敷が「メインカラーが赤になったことにびっくりしています。でも自分自身、すごく赤色が似合うと思っています」と笑顔を見せれば、吉田は「私も渡嘉敷に負けないよう、赤のユニフォームが似合う日を心待ちにしています」と呼吸の合ったコメントを残した。
田臥は「赤が入ると日本らしさが出て、やる気が出ます」と新たなデザインを歓迎。「ここにいる僕や、比江島選手、竹内選手が先頭に立って、日本代表もBリーグも引っ張っていけるように、そして子供たちに夢を与えられる日本のバスケットボールになるように、頑張っていきます」と語った。
また田臥は、7月に予定されているオリンピック最終予選についてもコメントしている。「川淵会長からは奇跡を起こせと言われていますので、何としてでもその奇跡を起こせるように、僕らが先頭に立って、必死になって戦って、このユニフォームが輝きを放つように頑張っていきます。応援よろしくお願いします」
そして吉田は、五輪への出場が決まっている女子代表のキャプテンとして次のように抱負を述べた。「メダルへの挑戦をスローガンに、世界と戦っていきたいと思っていますし、バスケファン以外の方にも、バスケの楽しさを伝えられるよう、感動を与えられるように、オリンピックの舞台で精一杯頑張っていきます」
女子日本代表は9日からリオ五輪本大会に向けた強化合宿をスタートさせている。5月上旬には強化試合として『三井不動産 BE THE CHANGE CUP』を開催。5月7日にシティホールプラザ アオーレ長岡(新潟県長岡市)で、9日と10日に国立代々木競技場第2体育館(東京都渋谷区)で、同じくリオ五輪への出場を決めているオーストラリア代表と対戦する。