「彼らが勝ち上がってくのを見て『俺が問題だったのか?』と感じた」
2018年の夏、ラプターズはスパーズからカワイ・レナードを獲得するため、9年間所属した生え抜き選手のデマー・デローザンを放出した。当時は多くのファンやメディアが球団のやり方を批判したが、ラプターズは2018-19シーズンに球団史上初のNBA優勝を成し遂げ、結果的には球団の決断が正しかったと言える。
デローザンは先日、JJ・レディックのポッドキャスト番組『The Old Man and the Three』に出演した際に、あらためて「ラプターズが優勝した時はどう感じたか?」と問われ、「本当にタフだったよ」と苦笑いで答えた。
「僕はラプターズでの9年間でいろいろなことを経験した。周りからは『無理だ』と言われたことをたくさん成し遂げて来たし、それが僕のすべての原動力だった。勝利への道筋を築こうと挑戦して来たしね。トロントで初めて開催されたオールスターゲームも経験したし、プレーオフにも出場して良い方向に向かっていたと思う」と振り返ると、こう続けた。
「僕はラプターズを去ると同時に彼らが成し遂げることを見ていたけど、正直つらかったよ。嘘は言わない。特にプレーオフでウチが敗れた時に、彼らが勝ち上がってくのを見て『俺が問題だったのか?』と思ってしまったよ」
それでも、親友のカイル・ラウリーを始め、今も当時のチームメートとは良い関係を築いているとも話した。デローザンは今でもラプターズファンに愛されており、それは今後も変わらないはずだ。