ナゲッツのヌルキッチが母国ボスニアで豪華キャンプを開催
NBAの選手がシーズンオフ中に行なう活動は、大きく分けて3つ。新シーズンに向けたトレーニング、プロモーション活動、そしてバスケットボールキャンプの開催だ。
人気選手ほどオフも多忙を極めるが、子供たちと触れ合う機会となるバスケットボールキャンプになると、笑顔を絶やさず、未来のバスケットボール選手たちに熱心な指導を行なう姿が見られる。
バスケットボールキャンプとは、NBAで活躍する選手たちが直接指導する練習会で、たいていの場合、参加費が必要とする有料イベントだ。『ファンの立場に立って物事を考えるリラードの「いい話」』でお伝えした通り、参加費は選手の実績や格などによって異なる。
各キャンプによって内容も異なり、NBAレベルの選手もやっている基礎的な練習から、飽きずに続けられるアイデアを取り入れた練習、そして実戦形式の練習試合などが行なわれるものが大半なのだが、ナゲッツのユスフ・ヌルキッチは、先月、母国ボスニアで豪華なバスケットボールキャンプを開催した。
18歳の時にクロアチアリーグのツェデヴィタ・ザクレブでプロデビューを果たしたヌルキッチは、2014年のNBAドラフトにエントリー。全体16位でブルズから指名された後、トレードされたナゲッツでNBAデビューを飾った。2年目の昨シーズンはケガに苦しみ満足のいく成績を残せなかったが、潜在能力の高い選手として知られている。
母国での人気が高いヌルキッチのキャンプには、地元の子供300人が参加。会場内には大型のスクリーンが設置され、生バンドが音楽を演奏するなど、豪華なキャンプになったようだ。
"I'm so happy for those kids… I do this just because of the kids."
Juka's camp looked amazing! #Nuggetshttps://t.co/j5A9yMcMuD
— Denver Nuggets (@nuggets) July 12, 2016
またキャンプには、ナゲッツのコーチ4人も参加し、参加者一人ひとりに丁寧な指導を行なった。近年グローバル化が急速に進んでいるNBAにおいて、米国外の国籍を持つ選手たちが地元で行なう活動も、リーグの国際化に一役買っている。