男子日本代表

西田は最終クォーターに5本連続で3ポイントシュートを成功

バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング21位)が『アジアカップ2025予選Window2』でモンゴル代表(同108位)と対戦した。

日本の先発は富樫勇樹、比江島慎、西田優大、アレックス・カーク、吉井裕鷹の5人。比江島が得意の3ポイントシュートで先制点を挙げ、さらにドライブからカークの初得点を演出するなどオフェンスを牽引。カークがインサイドでアドバンテージを取ったことで内外バランスの良いオフェンスを展開し、開始3分半で早くも2桁のリードを奪った。しかし、日本は吉井を残して4人がメンバーチェンジすると、オフェンスが停滞しディフェンスも後手に回り、0-8のランを受けてしまう。カークを戻し、吉井がトランジションスリーを沈めて流れを取り戻したかに見えたが、タフな3ポイントシュートを連続で許し、22-22と同点に追いつかれて第1クォーターを終えた。

第2クォーター早々にロスター入りした全員を使うなどタイムシェアを徹底する中、モンゴルのフィジカルなアタックを止められずに突き放せない展開が続く。それでも、開始3分半に先発に戻すと、ディフェンスが安定。西田が3ポイントシュートを沈め、ボールプッシュからフリースローを獲得し流れを呼び込む。さらに比江島が持ち味のドライブから連続得点を挙げると、ラストポゼッションにはカークのゴール下をアシスト。先発陣が踏ん張り、47-36で試合を折り返した。

後半に入ると、カークがブロックショットを見舞い、吉井がオフェンスファウルを誘発するなど、ディフェンスの安定感が光る。こうして守備から流れをつかんだ日本は富樫がプルアップスリーを射抜き、カークと比江島のツーメンゲームから吉井がフリーのコーナースリーを成功させてリードを拡大。終盤にディフェンスが崩れる場面も見られたが、大浦颯太と山口颯斗が代表初得点記録するなど大崩れせずにリードを保った。

佐々木隆成の3ポイントシュートで最終クォーターをスタートした日本は、西田もコーナースリーを射抜き、開始1分半でリードを20点の大台に乗せる。さらに迷いなくシュートを放つ西田が4本連続で3ポイントシュートを成功させ勝利を決定づけた。その後、攻守ともに淡泊となり終盤に0-12のランを受けたが、中村拓人の初得点で締め93-75で勝利した。

西田が8本中7本の3ポイントシュートを沈めてチームハイの21得点を記録し、比江島が18得点、カークが17得点、吉田が10得点で続いた。日本は24日にアウェーでグアム代表と対戦する。