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課題は3ポイントシュート成功率、フットワークの改善

キャリアハイの平均26.9得点、10.0リバウンド、8.0アシストというほぼ『平均トリプル・ダブル』をマークしたヤニス・アデトクンボ。残念ながら東カンファレンス1回戦でセルティックスに敗れたが、今シーズンも着実に成長し、2年連続のオールスターにも選出された。

そのアデトクンボは、もうシーズンオフのトレーニングに目を向けている。彼が希望するのは、『コービー塾』への入門だ。オールスターウィークエンド期間中、アデトクンボは『ESPN』とのインタビューでもコービーに直訴するつもりだと語っていた。そしてシーズン最後のメディア対応でも、あらためてその気持ちを表現している。

「コービーと練習して、フットワークやメンタリティについて、そして自分が成長できる部分について教えてもらいたい。試合映像を見て、助言をもらいたい。もしその機会が得られるのなら最高だ。次のレベルに進む上で役に立つ」

すでにリーグトップクラスのオールラウンド・プレーヤーとしての地位を確立しているアデトクンボが改善すべきは3ポイントシュートの成功率だろう。今シーズンの成功率は30.7%で、1試合あたり1.9本しか3ポイントシュートを放たなかった。トランジションが中心の戦術にも影響があるのかもしれないが、アウトサイドからも効率良く点が取れるようになれれば、リーグベストプレーヤーへまた一歩近づく。また、本人が言うように、フットワークを改善させられればスコアラーとしても次のレベルに到達できるはずだ。

コービーとのミニキャンプには、スパーズのカワイ・レナード、ティンバーウルブズのジミー・バトラー、サンダーのポール・ジョージ、復帰を目指しリハビリを続けるセルティックスのゴードン・ヘイワードといった面々が参加すると見られている。これだけメディアを通じてラブコールを送っているのだから、コービーも遅かれ早かれアデトクンボの入門を認めるはずだ。コービーの指導を受け、さらに進化した『グリーク・フリーク』が見られることを期待したい。