「日々の練習で切磋琢磨し、チームの士気を高められるように」
富山グラウジーズは新たなヘッドコーチに浜口炎が就任することを発表した。
浜口は現在50歳だが、愛知学泉大のアシスタントコーチとして指導者になったのは1994年、24歳の時のこと。それからアメリカのコーチ留学を経てトヨタ自動車のアシスタントコーチを務め、bjリーグ立ち上げから率いた仙台89ERSを6シーズン、京都を10シーズン率いた経験豊富な指揮官だ。
浜口はクラブを通して次のようなコメントを発表している。「今シーズンは、Bリーグ創設以来、スポーツ界も厳しい環境ではありますが、チームがひとつに結束し、素晴らしい選手たちと共に活動できる喜びと日々の練習で切磋琢磨し、チームの士気を高められるよう邁進します。優勝を目指すチーム作り、そして若い世代の育成、地域との交流等、新時代に必要な様々な世代とのコミュニケーションを大切に、富山グラウジーズが更に発展することを心から願っています」
浜口はコーチングよりティーチングを優先し、選手に『シンク・ハード』を求める指揮官。選手たちが自分で考え、コミュニケーションを取ることを重視しながらバスケットを作っていく。このスタイルは富山でも踏襲されるだろう。
2人の外国籍選手、ジュリアン・マブンガとジョシュア・スミスはともに京都に在籍し、浜口の下でプレーした経験のある選手。宇都直輝や前田悟、岡田侑大といった日本人タレントも揃っている。この個性派集団を浜口がどのようなチームにまとめていくか、新シーズンの大きな楽しみになりそうだ。