ザイオン・ウィリアムソン

「僕自身にとって良いプロセスになった」

ルーキーイヤーからペリカンズの中心選手として活躍しているザイオン・ウィリアムソンは、シーズン中断中にトレーニングで肉体を絞り、オーランドでの『バブル』に参戦した。7月10日の練習後にメディアの取材に応じたザイオンは、中断期間中に継父と基礎練習からやり直していたことを明かしている。

「5歳に戻ったような感覚だった」と、ザイオンは中断中の取り組みについて語った。

「本当に基礎中の基礎に立ち返った。基礎的な部分もゼロからやり直した感じだね。だから、本当に5歳の頃に戻った感じだった。それでもあらためて学べたことは良かったし、僕自身にとって良いプロセスになったと思う」

膝の手術によりNBAデビューが年明けまで遅れたものの、ザイオンはシーズン中断までに19試合に出場し、平均23.6得点、6.8リバウンド、2.2アシスト、0.5ブロック、0.8スティール、フィールドゴール成功率58.9%と前評判に違わぬ力をプロの舞台でも発揮している。

西カンファレンス10位のペリカンズは、8位グリズリーズを3.5ゲーム差で追っている。プレーオフ進出最後の枠をかけて争われるプレーイン・トーナメントを戦う権利を得るには、当然ザイオンの活躍は欠かせない。

基礎スキルを学び直しただけでなく、ケガのリスクに繋がると言われてきた体重も絞った今、『アンストッパブル』なプレーに磨きがかかったと考えていいだろう。再開後にチームをプレーオフに導くことができれば、ジャ・モラントを逆転して新人王に選出される可能性もある。そのパフォーマンスに注目だ。