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「周りがどう感じるかまではコントロールできない」

7月7日、ケビン・デュラントがウォリアーズ入団会見を開いた。

サンダーからフリーエージェントとなったデュラントは、9年所属したチームから、ステファン・カリーを中心とする2014-15シーズンの優勝チームに加入することを決断。カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンといった主力選手が同席した異例の移籍交渉について、デュラントはこう振り返っている。「すごく自然に感じた。この感覚は無視できないと思ったんだ。新たなチャレンジに挑戦する時だった」

サンダーに退団の意思を伝えた時には、涙を流したという。「僕たちは、スーパーヒーローが登場するコミックのような世界で生きている。今のポジションに立つと、悪役か、スーパーヒーロー扱いされるような世界にね」

「でも僕は何も変わっていない。分け隔てなく人と接している。ただ、これまでとは異なる街でバスケットボールをプレーすると決めただけ。オクラホマシティと世界中のバスケットボールファンは、きっと僕の決断に怒っていると思う。でも、僕は自分がどうしたいか、どう感じたかで結論を出した。自分にとってベストな決断だよ。周りがどう感じるかまでは、僕にはコントロールできないから」

「新たなチャレンジに挑戦する時だった。そういう面で言えば、このチーム以上に適する場所はない」

背番号はサンダー時代と同じ35番になることも発表された。同時に販売開始となったネームナンバー入りのデュラントのジャージーは、わずか2時間で1000枚を超える売上を記録した。

2015年にNBAジャージーのトップセールスを記録したのはステファン・カリーだった。デュラントは2015年10~12月のランキングで5位に入ったが、カリーとの超強力デュオ結成により、次回セールスランキングではこの2人のワンツーフィニッシュもあり得る。