GLOBALLERS

チームを結成して国内の強豪高校と対戦、アメリカ挑戦も

『GLOBALLERS』は、日本から世界へ羽ばたく若き才能を発掘し「世界と勝負できる日本人バスケットボール選手」を発掘・育成するプロジェクト。もともとは関東、関西、九州で大会を行い、参加チームの中から勝敗に関係なく優れた選手8名を先発してチームを組み、アメリカでキャンプを行いAAU大会に参加する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で各地の大会が実施できなくなった。

それでも、若き才能を発掘して世界を経験させる目的を果たすべく、大会からトライアウトへと形式を変えることに。8月に関東地区(神奈川県川崎市)、関西地区(大阪府高槻市、堺市)、九州地区(福岡県福岡市)で、新型コロナウイルス感染症対策を実施した上でのトライアウトが行われる。

トライアウトを勝ち抜いた選手で『Team GLOBALLERS』を結成。国内の強豪高校と試合を行い、リクルーティング(推薦)の獲得を狙う。また最優秀選手1名はアメリカへと送り込み、大学の奨学金獲得を目指す。

このプロジェクトを支援するサン・クロレラの中山太社長は、その意義をこう語る。「最終目標はNBAでプレーする選手を輩出できればいいなという想いがありますが、子供たちに海外に挑戦してもらう機会を創れることにも大きな意義を感じています。このプロジェクトが日本でバスケットボールをやっている子供たちにとって、一つの目標になり、親御さんたちの海外挑戦に対する意識も変わっていくといいなと思います。さらには子供たちが海外に進出することで、海外のバスケット業界における日本を含むアジア人選手への評価が変わることも期待しています」

「せっかくのこういう機会ですので、躊躇せず前向きに捉えて多くの子供たちに参加してもらいたいです。このプロジェクトを通じてアメリカに渡る子供たちが、日本人選手の評価を変えるきっかけになったり、それが日本代表のレベルアップに繋がってくれることを期待します。まずはこのプロジェクトを楽しんでチャレンジしてほしいです」

トライアウトの参加対象となるのは、中学3年生の男子。15名の選手が合格し、『Team GLOBALLERS』として活動する。中山社長が語ったように、この機会を前向きにとらえて、意欲的にチャレンジしてもらいたい。