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「僕に足りないのはプレーする機会だけ」

ティンバーウルブズはデリック・ローズと今シーズン終了までの契約をかわしたことを発表した。ウルブズを率いるトム・シボドーはブルズ時代にローズを指導したコーチ。ジミー・バトラー、タージ・ギブソンと旧知の選手も多く、ローズがトレードデッドラインを前にキャバリアーズからジャズにトレードされ、すぐさま解雇されてから常にウルブズ入りは噂されてきた。

すでにミネソタ入りしているローズは取材に応じ「僕に足りないのはプレーする機会だけ。シボドーと話して、ここならその機会が手に入れられると感じた」と語る。ウルブズのポイントカードはジェフ・ティーグが1番手、タイアス・ジョーンズが2番手でやって来たが、ここにローズが加わることになる。「誰とプレーするにしても心配はしていない。ゲームというものを理解しているつもりだし、セルフィッシュなプレーヤーでもない。スタッツを稼ぎに来たわけでもないしね。このチームの助けになり、勝たせるために来たんだ」

シボドーを始め、コーチングスタッフにも馴染みが多い。「何年も戦ってきた人たちなので快適だ。普通、こうやって快適に感じる時はうまくやれるものだよ」とローズは話す。

ウルブズは38勝28敗で西カンファレンスの6位につけている。プレーオフ出場圏内ではあるが、西は3位のブレイザーズから8チームが4ゲーム差の中にひしめく大混戦。今のローズに全盛期のパフォーマンスは望めないだろうが、平均10得点を挙げる力は十分に残している。正しいアプローチで試合に臨むことさえできれば、どういう形であれローズはウルブズの力になれるはず。

ローズは早ければ今日のセルティックス戦でデビューする。シボドーがどういう起用法で、どのような役割を託すかに注目したい。