写真=野口岳彦

24名の登録メンバーに入り、サプライズ復帰

バスケットボール男子日本代表は、2019年のワールドカップ出場を目指してアジア予選を戦っている。昨年11月のフィリピン戦、オーストラリア戦で連敗。今月は22日にチャイニーズ・タイペイと横浜国際プールで、25日にフィリピンとアウェーでの2試合が予定されている。

この2試合に向けた登録メンバーが発表され、その中に田臥勇太(栃木ブレックス)の名があった。田臥は2016年夏、リオ五輪に向けた世界最終予選をキャプテンとして戦ったが、リオへの切符は得られずに、その後は代表から遠ざかっていた。

登録メンバーは24名。2試合いずれも前日のゲームミーティングで、この24名からベンチ登録12選手のリストを提出することになる。

昨年11月のフィリピン戦とオーストラリア戦では、まずまずの健闘はできたものの、勝ち切るために必要な経験、冷静さを欠いた。田臥が加われば、まさにこの足りなかったピースが埋まることになる。

もっとも、今日行われている強化合宿に田臥の姿はない。負けが許されない試合で田臥を使うにはフリオ・ラマスのバスケを理解することが重要で、この点をあと2週間でどう詰めるかがポイントとなる。

24名の登録メンバーには田臥の他にも並里成(滋賀レイクスターズ)、鎌田裕也(川崎ブレイブサンダース)が復帰。また15歳の田中力(坂本中)も名を連ねている。