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思い入れの強い『23番』を着けているのはグリーン
王者ウォリアーズは、2016年の夏にケビン・デュラントを獲得する決断を下し、2017年に優勝を果たした。そして、フリーエージェントになったステフィン・カリーを筆頭に優勝メンバーをほぼ残留させることに成功し、今シーズンも順調に勝利数を伸ばしている。
そのウォリアーズに浮上した、レブロン・ジェームズ獲得の噂。数年は安泰とされるチームにとってはリスクの面が大きく、デュラントは「くだらない噂」と一蹴した。これからレギュラーシーズンの佳境を迎えるこの時期に、水を差す報道が出たことを嫌ったのだ。
ここに、意外な観点からの指摘が出た。ベテランのデイビッド・ウェストは「ドレイモンドから23番を譲ってもらわないといけないんだよ?」と言う。レブロンの背番号は23番。あこがれのマイケル・ジョーダンが現役時代に着けていたもので、レブロンにとっても思い入れの強いもの。それをウォリアーズで着けているのはレブロンの『天敵』ドレイモンド・グリーンだ。
チームメートになると決まれば両者の関係は変わるかもしれないが、この3年間、NBAファイナルで激しくやり合ってきた2人が、アメリカ代表以外で一緒にプレーする姿は想像できない。まずは課題となるサラリーキャップに空きを作ったとしても、強過ぎる個性を持つグリーンが『23番』を譲るとは、到底思えない。