2011年のコーチ・オブ・ザ・イヤー受賞者
ティンバーウルブズの元ヘッドコーチ、トム・シボドーにニックスやネッツ、ロケッツが強い関心を示していると『New York Post』が報じた。ニックスは現在ヘッドコーチが不在だが、ロケッツは現在マイク・ダントーニが指揮をしている。
2016年にロケッツのヘッドコーチに就任したダントーニは就任以来チームを毎年プレーオフへ導き、2018年には西カンファレンスファイナルに進出した。2017年には自身2度目となるコーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞している。ダントーニはシーズン途中にクリント・カペラを放出し、超スモールラインナップという賭けに出たが、これが機能し中断時点で40勝24敗でカンファレンス6位に付けていた。
ダントーニは2019-20シーズンが契約最終年となっており、昨年の5月にロケッツと契約延長の交渉が行われたが進展はなかった。交渉の前にはロケッツであと3年はヘッドコーチを務めたいと語っていたが、来シーズンの去就は確定していない。
ロケッツが2016年にヘッドコーチを探していたときの有力候補がシボドーで、球団はダントーニに決定した後もずっとシボドーに関心を持っていたという。シボドーは昨年ティンバーウルブズに解雇されてからはコーチを務めていない。
シボドーはティンバーウルブズのヘッドコーチになる前、2010年から15年までブルズのヘッドコーチを務め、5年連続でプレーオフへ導き、2010年にはコーチ・オブ・ザ・イヤーに選出された。またシボドーは2003年から2007年まで、ロケッツでアシスタントコーチをしていた経験もある。
ロケッツが実績十分のダントーニと、長年招聘を希望してきたシボドーのどちらに球団の未来を託すのか注目だ。