キャプテン・レブロンはオールスターゲームも真剣モード宣言「勝ちに行く」

2018/01/20
NBA&海外
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写真=Getty Images

「つまらない」との批判を払拭できるか

NBAオールスターゲームで14年連続スターターに選出され、全体1位の票数を獲得して東カンファレンスからチーム・キャプテンに選出されたレブロン・ジェームズ。今年のオールスターゲームでは、両カンファレンスの最多票数獲得選手がキャプテンとなり、各々がカンファレンスに関係なくドラフトで選手を指名して12選手のロスターを編成する、という試験的なフォーマットが導入される。

西カンファレンスからはウォリアーズのステフィン・カリーが最多票数を獲得したため、チーム・ステフvsチーム・レブロンが実現することに。ヘッドコーチの投票により決まるリザーブ選手が発表された後でチームを決めるドラフトが行なわれる。両キャプテンがスターターに選出された8名(カイリー・アービング、ヤニス・アデトクンボ、デマー・デローザン、ジョエル・エンビード、ケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデン、アンソニー・デイビス、デマーカス・カズンズ)から4選手ずつを指名し、それからリザーブ選手を指名する、という方式が取られる。

カリーは、1巡目の第一指名権を持つレブロンに指名されなければ、チームメートのデュラントを真っ先に指名すると明言。それ以外は冗談を交えてアデトクンボの指名を示唆した程度だったが、球宴を『エンターテイメント』として盛り上げようとする意思が感じられた。

一方のレブロンはというと、ファン投票結果が発表された1月18日に行なわれたマジックとの試合後、リポーターから「球宴を楽しむための指名になるのか?」と聞かれた際、「いや、勝ちに行く。そのためのフォーマットだろう?」と断言した。

近年のオールスターゲームは、トップ選手同士のバトルには発展せず、あくまで楽しむことを優先する試合が続いている。イージーな3ポイントシュートを決め続ける展開に終始する他、直近2年続けて勝利チームの得点が190点を超えるなど大味な試合になり、シュート練習のようで締まりがない、という意見も多い。こうした批判を受け、競技性を取り戻すために導入されたのが『キャプテン制』だ。

レブロンもオールスターゲームが抱えている問題点を挙げ「ここ何年かは、オールスターゲームがあるべき形になっていない」と、主張。「俺自身も含めてだけど、チーム全員が競い合うようにする。ファンのみんなにとって相応しい試合にするよ」

コービー・ブライアントが全盛期だった少し前の時代は、第4クォーターに入ると選手全員が真剣モードに切り替え、公式戦さながらの厳しいディフェンスで相手を抑えようとするバトルが繰り広げられた。現代のスター選手の中で、球宴であっても当時のコービーに近い殺気を放っているのはサンダーのラッセル・ウェストブルックくらいのもの。レブロンはドラフトで誰を指名するか聞かれても「教えない」としか答えなかったが、確実にリザーブに選出されるウェストブルックをチームに引き入れることができれば、少なくともチーム・レブロン内に気の緩みは見られなくなるはずだ。

とはいえ、ケガをしては元も子もない。球宴らしく派手なプレーを織り交ぜながら、スーパースターたちによるハイレベルな攻防が見られるオールスターゲームになることを期待したい。