安井直樹

他にも5選手が体調不良を訴え、1名は今日PCR検査

大阪エヴェッサの選手に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを受け、クラブ代表を務める安井直樹がWebでの会見を行った。

該当選手が最初に発熱したのは3月27日。37.5℃の熱はあったが、他に症状はなかった。この日はBリーグがシーズンの中止を発表した日で、チームはまだリーグ再開に備えた練習をする予定だったが、練習場所のおおきにアリーナ舞洲に集合はしたものの発表を受けて解散している。発熱のあった該当選手は、この日は自宅待機だった。

28日以降はシーズンの中止を受けてチーム練習も行っておらず、選手が自主練習でアリーナを使うこともなかった。該当選手は翌28日に発熱と咳が出るためにチームドクターに連絡。医療機関でインフルエンザの検査を受けるも異常は認められず、30日にPCR検査を実施した。この日の夜からは嗅覚の異常があったという。そして4月1日に出た検査結果が陽性で、今日の発表に至った。該当選手は微熱が続いており、今日から入院する。

また、他にも体調不良の選手がいることも明らかにされた。該当選手を含まない5選手が、3月24日に大阪府内で総勢12名で会食。選手以外で参加していた女性の一人が新型コロナウイルスの陽性反応が28日に出ており、5選手はタイミングや症状の差はあれ、いずれも体調不良を訴えている。この5選手のうち1人は本日PCR検査を行う。

選手とスタッフ、またアリーナのスタッフも含めて計10人が、昨日までに体調不良を訴えて自宅待機となっていた。今日からはすべてのスタッフが自宅待機、経過観察となり、アリーナは運営を休止している。

阿部達也GMは「チームとして3月11日から検温、体調の報告、不要不急の外出の制限を含めた注意喚起をしており、選手に強いストレスがかからないギリギリのラインで対策していた。皆さまにご迷惑をかけて申し訳ない」と語る。

安井代表は「まずは選手の早い回復を祈っている」とした上で、こう続けた。「選手やスタッフの健康を第一に考えていきたい。若い選手には練習したいという声もあるが、状況を踏まえてまずは自分の身体の管理を優先するということで、外出厳禁の体制を取っています。社会情勢が収まって練習をして皆さんが安心して応援に来られる状況になるよう、我々も少しでも協力していきたい。その上で皆さんが安心して応援できる、選手がプレーできるようになればと思います」

クラブとしては今後も、リーグ、所管の保健所の指導を受けながら対応を取っていくとのこと。

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