写真=Getty Images

ヒザ痛を抱えながら強行出場のハーデンは31得点

12月16日にトヨタ・センターで行なわれたバックスvsロケッツは、ジェームズ・ハーデンが31得点の活躍を見せ、ロケッツが115-111で勝利した。

試合後ハーデンは、ひざの痛みを抱えながらプレーしていたことを明かした。ドクターから「プレーしてもいいが痛みがあるし、状態が悪化するかもしれない」と、やんわりとドクターストップをかけられたというハーデンだが、「だったらプレーするよ、という感じだった」と強行出場。先行するもバックスに粘られる展開で、平均よりも長い39分プレーすることになった。

痛みを抱えながらもチームを引っ張るハーデンは、第4クォーター残り5分42秒に勝負の分かれ目となるプレーを決めた。マルコム・ブログドンのファウルを受けながら3ポイントシュートを成功させたハーデンは、フリースロー1本も確実に沈めて4ポイントプレーを完遂させ、スタンドを沸かせる。

このプレーでリードを11点(99-88)に広げたロケッツは、終盤にかけてバックスの逆襲を受ける。この試合で28得点を挙げたエースのヤニス・アデトクンボに加え、クリス・ミドルトンのシュートタッチが良く、連続得点でロケッツを猛追した。

ここで立ち上がったのはもう一人のエース、クリス・ポールだった。残り1分6秒、それから33.7秒に2本続けてミッドレンジからのシュートを成功させてリードを7点(111-104)に広げ、バックスの反撃ムードを断った。

ポールは試合後「今日の勝利は大きい」とコメント。また、相棒のハーデンを称えることも忘れなかった。「チームは絶対に気を緩めなかった。相手に猛攻を許してしまった時もジェームズが大きなプレーを決めてくれたよ。彼は片足でプレーしていたようなものだからね」

ロケッツは球団史上3位タイとなる13連勝で、通算成績は24勝4敗でリーグ勝率1位をがっちりとキープしている。ハーデンが31得点5アシスト、ポールが25得点6アシスト、エリック・ゴードンとネネがそれぞれ16得点、トレバー・アリーザが13得点7リバウンドを記録した。