InstagramのLIVE配信でファンの質問に答える
新型コロナウイルスの世界的な大流行によりシーズンを中断しているNBA。選手たちは各自、外部との接触を最低限にした生活を送りながら、リーグの発表を待っている。
発信力の高いNBAスター選手たちは、今回の中断により収入面で影響を受けるホームアリーナスタッフのために高額の寄付をするなど、自分たちにできることを模索し、行動に移している。
レイカーズのレブロン・ジェームズも、私設した教育機関『I Promise School』のサービス継続を決断するなど、学校の児童や保護者の生活に大きな影響が出ないよう配慮している。
そのレブロンがInstagramでLIVE配信を行い、ファンからの質問に答えるなどして交流を楽しんだ。そして彼はLIVE配信の中で「生涯レイカー」でいたいと話した。
レブロンは視聴者からの「絶対にプレーしないチームはどこ?」との質問に、「自分はまだ現役選手なんだ。だから、あらゆる選択肢を残しておきたい」と前置きした上で、こう答えた。
「ただ、現時点で言えることは一つ。どこにも行きたくはないし、生涯レイカーでいたいよ」
彼はNBAキャリアをスタートさせた地元球団キャバリアーズから2010年にヒートに移籍し、それから2014年にキャブズに出戻った。そして2016年に球団初優勝に貢献すると、2018年にレイカーズ移籍を決断。キャブズの優勝パレードでも「生涯キャブズ」を宣言したため、今回の発言も鵜呑みにはできない。
それでも、今年の1月下旬にコービー・ブライアントがヘリコプターの墜落事故で急死後、レブロンはファンの前で「彼が遺してくれた物を伝え続けたい」と語るなど、本人の中でレイカーズに対する思いはいっそう強まった。
2019-20シーズンがいつ再開されるかは未定だが、プレーオフが実施されるのなら、今シーズンはコービーに捧げるレイカーズの優勝こそ、最もドラマチックなフィナーレになる。
「生涯レイカー」が実現されるかは後々に分かるとしても、レブロンがレイカーズに再び栄光をもたらすことができるかに注目したい。