ケネディ・ミークス

新型コロナウィルスの影響を懸念した結果

レバンガ北海道は今日、ケネディ・ミークスとの契約解除を発表した。

今シーズンから北海道に加入したミークスはここまで31試合に出場し、平均34.1分の出場で21.0得点、10.9リバウンド、2.7アシスト、1.2スティール、1.2ブロックと、北海道の主力として活躍していた。

ミークスは3月14日の川崎ブレイブサンダース戦の際の検温で37.3℃の微熱が見られた。他にもマーク・トラソリーニと市岡ショーンも微熱が出たため、この試合は中止となった。その後、ミークスを含む3選手の体調が回復し、チーム練習に合流するとの発表があったばかりだったが、新型コロナウィルスの不安を拭い切れなかったようだ。

クラブはミークス本人から申し出があり、協議を重ねた結果での契約解除と説明し、ミークスは以下のコメントを発表した。

「レバンガファンの皆様、まずは自分を温かく迎え入れていただきありがとうございました。ここでは、チームメイトやファンの皆様と素晴らしい思い出をつくることができました。これからもっとチームの勝利に向けてやっていきたいと考えていましたが、新型コロナウィルスが引き起こした状況により、自分と家族の健康を最優先に考えました。レバンガでプレーできた事は本当にありがたく思ってます。皆様の応援・サポートには感謝の言葉しかありません。頑張れレバンガ!」

世界的に大流行している新型コロナウイルスの影響は大きく、Bリーグもレギュラーシーズンを中断する措置をとった。各国で外国籍選手が母国に帰る事象が続出しており、ミークスも同様の流れで退団を決めたのだろう。選手の気持ちを優先して退団に合意した北海道の決断はリスペクトされるべき。それでも、現在東地区最下位で残留プレーオフ回避を目指すチームにとっては、痛恨でしかない。