Bリーグ

今週末からのリーグ再開は無観客試合で?

Bリーグは昨日に臨時実行委員会を、今日に理事会を開催。ポストシーズンのレギュレーション変更について決定し、大河正明チェアマンが報道陣を前に決定までの経緯を説明した。

今週末からのリーグ再開については、まだ議論を続けているところ。大河チェアマンは言う。「我々はプロ野球やJリーグと違い、シーズン終盤になっているので選択肢が少ないのが現状。アマチュアであれば中止もあり得るが、我々はプロの興行としてやっている。何とか試合はやっていきたい」

「14日からの再開は厳しいだろうと思っています。無観客でやるか中止にするかが議論の中心。大相撲やプロ野球のオープン戦が無観客でやっているが、これを見て日本の皆さんが元気になっているのかどうか。いろんなステークホルダーと議論しながら検討している」

今週末からのリーグ再開の判断は一両日中にも下されるだろうが、現状を考えると無観客での試合開催が濃厚だ。「安易に無観客試合をやりたくはなかったので前回は延期を決めたが、これ以上は延期できない。やはり原点はお客様に見ていただくこと」と大河チェアマンも苦しい胸の内を語る。

Bリーグ

セミファイナルとファイナルは横浜アリーナで一発勝負

また今日は、ポストシーズンのレギュレーション変更を上図の通り発表している。5月3日までレギュラーシーズンが行われるB1では、チャンピオンシップのクォーターファイナルを5月6日と7日に、上位クラブのホームゲームによる一発勝負で行う。セミファイナル(5月9日)とファイナル(5月11日)は横浜アリーナでの一発勝負に。それぞれ1試合で決着をつけることになったが、8チームでチャンピオンシップを争う形を保つことを優先した。

「ファイナルは5月9日を11日に変更。大きなアリーナでやりたい、テレビ中継のこと、日本一を決めるシーズン締めくくりの試合をすることを考えると、ギリギリの後ろ倒しとなった。そこから逆算して日程を決めた」とチェアマンは説明する。

「大きな問題はアリーナの確保でした。B1の状況で言うと、今上位4チームはホーム開催権を持つと思われるチームは、5月の6日と7日にアリーナを確保できることがほぼできそうだという情報があり、なるべくホーム開催権、興行権を持ってもらうことを優先して、1戦先勝で行うことにしました」

「セミファイナルの落ち着きどころが非常に難しかった。9日と10日で考えましたがアリーナの確保が難しく、もともとファイナルのために確保していた横浜アリーナでセミファイナルを行うことにしました。コンディションを重視して、9日にセミファイナル、11日のファイナルを行うことにした。コロナウイルスが収束しているのが前提ですが、11日の平日ナイトゲームでファイナルを実施します」

残留プレーオフ、入替戦、またB2のチャンピオンシップは、5月16日と17日に片柳アリーナを使用することで行われる。

取材に応じる中で大河チェアマンは何度も「バスケで日本を元気に」という言葉を口にした。新型コロナウイルスの感染拡大で、Bリーグに限らずどこもかしこも自粛続きの状況だが、シーズン終了までの道筋はできた。できれば早い時期に無観客試合を行う必要がなくなり、ポストシーズンが短縮されたものではあっても今まで以上に盛り上がることを期待したい。

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