ザイオン・ウィリアムソン

本人は個人記録に関心なし「ただ勝ちたい」

ペリカンズのルーキー、ザイオン・ウィリアムソンは、2月28日にスムージーキング・センターで行われたキャバリアーズ戦で24得点を記録し、NBA史上初となる10代で10試合連続20得点超えという快挙を成し遂げた。

カーメロ・アンソニーの10代で9試合連続20得点超えという記録を更新したザイオンは、個人記録よりチームの勝利を優先している。キャブズに116-104で勝った試合後も、「自分より、世界の人たちやメディアの方が喜んでいる」と、笑った。

「正直に言うと、個人的な記録については考えていない。僕は、ただ勝ちたいだけ。継父からは、『大人になれ』と教えられてきた。チームが成功を収めれば、個人のことは自然とついてくる。今日の記録も、その一つ」

直近8試合で6勝と調子が上向いているペリカンズは、西カンファレンスの9位に浮上。この日、8位のグリズリーズがキングスに敗れたため、ゲーム差は2に縮まった。

このままペリカンズが順位を上げられるかは、ザイオン、ロンゾ・ボール、ブランドン・イングラム、ジョシュ・ハートら若手の活躍次第だろう。

チームが2年ぶりのプレーオフ進出を果たした時、ザイオンにどんな個人記録がついてくるのか、終盤戦の争いに注目だ。