レバンガ北海道

若手選手の活躍が北海道に勢いを与える

レバンガ北海道がシーホース三河をホームに迎えた第1戦。97-84で北海道が勝利し、約3カ月ぶりに連勝を記録した。

北海道は序盤からダバンテ・ガードナーに対してダブルチームで守るも、パワーに圧倒されて抑えることができない。さらにダブルチームの裏を突かれて、フリーになった川村卓也に3ポイントシュートを決められるなどしてリードを許す。

それでもガードナーに対する徹底したダブルチームを続けることで、疲れさせるとともにストレスを溜めさせる。こうしてダブルチームが効き始め、三河のオフェンスのリズムは次第に崩れていった。

ディフェンスからリズムを取り戻した北海道は、三河のターンオーバーから速攻に持ち込むなどして点差を縮める。その後は拮抗した戦いとなるも1、2ポゼッションを北海道が追う展開が続く。

レバンガ北海道

リバンドを45-33と圧倒して主導権を握る

後半に入ると、ディフェンスリバウンドから多嶋朝飛の素早いボールプッシュでトランジションが炸裂する。この試合ではファストブレイクポイントで北海道が21-8と圧倒。さらにはセカンドユニットの活躍が北海道に勢いを与える。内田旦人はコートに立つとすぐに2本の3ポイントシュートを沈め、速攻ではユーロステップからバスケット・カウントをもぎ取るなどして、北海道が逆転に成功した。

4試合ぶりに復帰した金丸晃輔の連続3ポイントシュートで追い上げられるも、北海道は慌てることなく、中野司がすぐに3ポイントシュートを決め返す。ディフェンスでも金丸からオフェンスチャージを誘うなど、攻守に渡り若手選手が北海道に勢いを与えた。

中野は「終盤に相手のシュートが決まり出したときに、ディフェンスで流れを変えられたところはチームに勢いをもたらせられた」と試合を振り返る。「最後だけでなく、出ている時間は常に120%で臨み、チームとしてもさらにディフェンスを強化していかなければいけないと思うので、そこについていけるように頑張っていかなければならないと感じています」

残り2分、多嶋の3ポイントシュートが決まったところで勝負アリ。激しいディフェンスからの堅守速攻を体現し、リバウンドでも45-33と圧倒した北海道が97-84で、2020年になって初めてホームで勝利を飾った。

外国籍選手の活躍はもちろん、若手がチームに勢いを与える活躍を見せるなどチームの成長を感じさせる1勝となった。

2月8日のB1 9試合の結果
滋賀80-70三遠
島根75-60新潟
北海道97-84三河
宇都宮72-74川崎
千葉59-61名古屋D
A東京94-70横浜
大阪76-72秋田
京都-SR渋谷
琉球-富山