ザイオン・ウィリアムソン

指揮官は出場時間制限について「正しい判断という自負がある」

鮮烈なデビュー戦を終えたばかりのドラフト全体1位ルーキー、ザイオン・ウィリアムソンが、1月24日に本拠地スムージー・キング・センターで行われたナゲッツ戦に先発出場し、15得点6リバウンド1スティール1ブロックを記録した。

ザイオンは21分57秒プレーしたが、第4クォーター終盤はデビュー戦と同様にベンチから戦況を見守り、ペリカンズは106-113で敗れた。会場のファンは『We want Zion!』(ザイオンが見たい!)というチャントを起こし、ヘッドコーチのアルビン・ジェントリーに起用をリクエストしたものの、ザイオンが再びコートに立つことはなかった。

ジェントリーは「今はこれがベストな方法」と、今後も出場時間を制限することを明言。「ファンは非常に興奮しているよ。残り5、6分にザイオンを起用しないのだから、彼らからすれば私が世界で誰よりも間抜けなヘッドコーチだろうね。それでも、我々には正しい判断という自負がある」

メディアから試合終盤での起用法について聞かれたザイオンは、「どう答えていいのか分からない。チームに必要とされる場面で全力を尽くすだけ」と、複雑な表情を見せた。また、「身体は問題なかった」と語った彼は、反省点を挙げた。

「イージーな形で得点を決められる機会だったのに、ドリュー(ホリデー)とロンゾ(ボール)からのパスを受けた後にミスしてしまった。それに、オフェンシブリバウンドを取れた場面でやられてしまったので、そういう部分も改善していかないといけない」

球団もザイオンを勝敗がかかった場面で使いたいだろうが、故障明けということを考えて判断している。ザイオンも制限なくプレーしたいだろうが、今は我慢の時だ。