レブロン・ジェームズが半袖を着た6試合でキャブスは全勝
キャバリアーズのファンでなくとも、6月13日にオラクル・アリーナで行なわれたウォリアーズとのNBAファイナル第5戦を見て、驚いた人も少なくなかったのではないだろうか。
負ければシーズン終了の試合で、キャブズが黒の半袖ジャージーを着用したからだ。2016年のプレーオフでキャブズが半袖ジャージーを着用したのはファイナル第5戦が初。しかも、2012-13シーズンからNBAが導入した半袖ジャージーをファイナルの試合で着用したNBA史上初のチームとなった。
キャブズは何故、あえて半袖ジャージーを着用したのか? その理由を、『Cleveland.com』のキャブズ担当記者であるクリス・ベインズが明かした。
ベインズがJR・スミスから聞いた話として、半袖ジャージーを着用しようと提案したのはレブロン・ジェームズで、その理由は「チームの誇りを象徴しているから」というもの。確かにジャージーの胸元には、本拠地クリーブランドのイニシャルであるCが大きくプリントされている。
もっとも、昨年11月4日に行なわれたニックス戦でこの半袖ジャージーを着用した際、ジェームズは明らかに嫌悪感を示していた。フィット感を重視したジャージに、鍛え上げられた肩が収まらず、腕の動きが制限されていたようで、本人が試合中に両肩部分をひきちぎるシーンは、各メディアで繰り返し取り上げられた。
だが、意外にもこのジャージーを着用した時のキャブズは勝っている。今シーズンはファイナル第5戦までの時点で5勝1敗。ジェームズが出場した試合だけを見れば、5勝0敗だった。ゲンを担いだわけではないのかもしれないが、結果的にジェームズが半袖ジャージーを着用した試合では6戦全勝と負けなしだ。
キャブズのファンからしてみれば、第6戦も半袖ジャージーで試合に臨み、シリーズを3勝3敗のイーブンに戻し、第7戦も制して初優勝を達成してもらいたいと考えてしまうのではないだろうか。