『SoftBank 東北絆CUP2019』優勝メンバーが再び集結、様々なプロと触れ合い笑顔があふれる一日に

『SoftBank 東北絆CUP2019』優勝メンバーが再び集結、様々なプロと触れ合い笑顔があふれる一日に

2019/12/20

東北絆カップ2019

プロと同じコートでエキシビションゲーム

『SoftBank 東北絆CUP』は東日本大震災で津波被害を受けた岩手県、宮城県、福島県の沿岸部地域の小中学生に、スポーツや文化活動を楽しむ機会を提供するソフトバンク主催のイベントで、バスケットボール、野球、サッカー、自転車、卓球、吹奏楽が対象になっている。

12月14日、7月に行われたバスケットボールの大会で優勝した絆混成チームのメンバーが5カ月ぶりに集結した。優勝特典である、仙台89ERS U-15とゼビオアリーナ仙台で対戦するためだ。

前回の大会では選手の指導にあたり、チームを優勝に導いた加藤真(仙台89ERSアカデミーディレクター兼U15ヘッドコーチ)が今回は敵となり、仙台89ERSの志村雄彦GMが絆チームの指揮を執った。

加藤コーチは「勝ち負け以前に、バスケットを楽しんで交流を深められたら」と、『絆CUP』のコンセプトである楽しむことに重点を置いたが、「チームでやっている分、ウチが有利ですし、ユースを教えてる以上は負けられない」と、真剣勝負の気構えものぞかせた。

一方の志村GMは、「一番大事なのはこういうプロのコートでやれることだったり、普段は一緒にプレーしていない子たちがやるということで、すごく大事な経験になる」と強調しながらも、現役時代から勝負に妥協しない姿勢で有名だっただけに、「緊張もあるだろうし、子供たちは自由にやらせると逆にうまくプレーできない」という理由からフォーメーションプレーを教え込んで試合に臨んだ。

東北絆カップ2019

東北絆カップ2019

試合はチームとしての完成度も高く、個の能力も高い仙台U15が圧倒する展開となった。普段の力を出せず大差をつけられ、ハーフタイムには「強すぎる」と漏らした選手もいた。それでも、次第に肩の力が抜けていった選手たちは志村GMに伝授されたフォーメーションを使うなど、調子を取り戻し、最終盤にはスティールから連続で3ポイントシュートを成功させるなど一矢報いた。

子供たちは久しぶりの再会だったこともあり、最初はコミュニケーションも希薄だった。それでも同じコートで時間が進むにつれて打ち解けていき、「プロのコートで試合をして楽しかった」と最後は笑顔を見せた。

エキシビジョンゲームの後、選手たちは優勝特典として仙台89ERSと東京エクセレンスのエスコートキッズとして、選手をコートに迎え入れる大役をこなし、チームのハドルに加わる夢のような空間を味わった。

東北絆カップ2019

東北絆カップ2019

試合は終盤までもつれる接戦となったが、片岡大晴が躍動し90-85で仙台が勝利。試合後、コートサイドを一周する選手と握手を交わすなど、最高の時間を過ごした。

志村GMは最後に子供たちに以下の言葉を送った。「なかなかうまくいかなかったり、こういう苦しい時は必ずあります。でも、その時に相手の足が速かったとか身長が大きかったとか、相手のせいにしたら何もうまくならないです。プロ選手の試合を見て、正しいことをチャレンジし続けることを忘れないでください。みんなには可能性があります」

プロが行うコートでプレーし、プロ選手と触れ合い、プロの仕事を目の当たりにした子供たち。普段できないような経験が彼らの笑顔を引き出した。これからもバスケを通じて東北の子供たちの笑顔を増やしてほしい。

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