ドリュー・ホリデー

「前に進み続けて、勝ち方を見つけるしかない」

ペリカンズは12月15日、ホームで開催されたマジック戦に119-130で敗れ、球団ワーストの12連敗となった。この試合でアルヴィン・ジェントリーはテクニカルファウルを2回受け退場処分。それでも、ヘッドコーチの退場がチームの発奮材料になることはなかった。

ペリカンズは6勝21敗で14位、西カンファレンス最下位のウォリアーズとは1ゲーム差しかない。低迷の原因はディフェンス力だ。マジック戦直前のペリカンズのディフェンシブレーティングとスコアリングディフェンスはリーグ29位、平均失点は1試合平均121.4点、負けたゲームでは平均約12点差をつけられている。12連敗中127点以上失点したのはこの試合で6回目であり、130点以上失点したのは4回目だ。

マジックとの試合、ハーフタイムの時点では点差は1点しかなかったが、第3クォーターで15点に広がり、第4クォーターではマジックに41点を奪われた。チームは効果的なディフェンスのシステムを構築できていない。

ディフェンスの崩壊と連敗記録の更新が続くようであれば、誰かが責任を取ることになるかもしれない。ヘッドコーチのジェントリーは『ESPN』から自身の立場について心配しているかと聞かれると、「毎日すべきことをして、状況を良い方向に変えるためにできることを全部するだけ」と答えた。

この日チームハイの29得点を挙げたドリュー・ホリデーは、連敗中はポジティブな気持ちを持ち続けることが重要だと答えた。「前に進み続けて、勝ち方を見つけるしかない。見つかったら、同じ結果を得られるようトライするだけさ」

状況はすぐには好転しないかもしれないが、ペリカンズはアンソニー・デイビスをトレードで放出し、レイカーズから3選手が加入して新チームを構築しているところ。大物ルーキー、ザイオン・ウイリアムソンもケガで欠場しており、序盤戦でのつまづきは想定内とも言える。ザイオンのデビューがチームの勢いになることは間違いないが、ルーキーに頼りきりでは物足りない。彼がコンディションを整えるまでに、チームを立て直して反撃の態勢を整えておきたいところだ。