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復調したカリーは「自信を持って、強い気持ちで」

ウォリアーズはNBAファイナル第4戦に108-97で勝利し、2連覇達成まであと1勝に迫った。

何よりも大きいのは、エースのステファン・カリーの復調だ。カリーは、13本中7本の3ポイントシュート成功を含む、フィールドゴール25本中11本の38得点と大活躍。第1戦からキャブズのディフェンスに抑えられてきたが、ここにきて復調の兆しを掴んだ。

試合後の会見で、カリーは、「ボールを持ったときには自信を持って、強い気持ちでプレーしないといけない」と、語った。「第3戦では中途半端だった。今日はファウルトラブルに対応しなくて済んだから、より長い時間コートにいられた。チームメートも良いスクリーンを張ってくれたしね。サイドからサイドへとボールを動かことができたよ」

一方、キャブズは後がない状況に追い詰められている。どういう意識を持って第5戦を戦うかを聞かれたレブロン・ジェームズは、「まず1勝、という意識でプレーする」とコメント。ほぼ休みなしの46分という出場時間にも驚かされるが、ドライブから果敢なアタックをやり続けたにもかかわらず獲得したフリースローの数はわずか4本だった。

審判の判定が辛かったのは間違いない。これについてジェームズは、「46分間もリムにアタックしているのに、たった4度しかフリースローラインに立てないのは辛い」と胸の内を明かしている。

だが、もう負けは許されない。6月13日に行なわれる第5戦は、ウォリアーズ本拠地のオラクル・アリーナで開催される。優勝に向けて望みを繋ぐためには、ウォリアーズが第4戦でやったことを、今度はキャブズが敵地でやらなければいけない。

脳震盪から復帰したケビン・ラブは、「敵地での試合はすごく厳しい。でも、やらないといけない」と意気込みを語った。