文=バスケット・カウント編集部

栃木で最多入場者数の記録を更新、全国で『大入り』に

2年目のBリーグが開幕。B1の18試合のうち11試合が観客数3000人超え、10月1日には栃木のブレックスアリーナが4111人を集め最多入場者数の記録を更新し、川崎のとどろきアリーナも3897人と昨シーズンも含め2番目に多い観客数を集めた。B1平均の観客数は3352人。千葉のホームゲーム開催がない中では上々のスタートを切ったと言えるだろう。

全国各地の試合も白熱。川崎vs名古屋Dは第1戦が残り3秒まで分からない接戦、続く第2戦ではオーバータイムにもつれる混戦の末に、1勝1敗の痛み分け。また富山vs北海道の第2戦は、最終クォーターの大逆転劇で北海道が前夜の雪辱を果たしている。

昇格組の西宮と島根はともに連敗スタートと『B1の洗礼』を浴びる形となった。特に島根の初戦は、開幕に向けて対戦相手のスカウティングを含め入念な準備をしてきたことが試合内容からもうかがえたが、新潟に試合中にアジャストされて逆転負け。第2戦では力負けを喫した。そして西宮も強豪の千葉ジェッツを相手に、現時点での力量差を見せ付けられる連敗。長いシーズンの中での修正力が問われる。

もっとも、9つのカードのうち半分以上の5試合が『1勝1敗』となったことに、「簡単な試合は一つもない」というレベルの拮抗したB1の難しさが感じられる。三河は初戦で完敗を喫したが、1日で修正して昨シーズン王者を撃破。名古屋Dは敵地で開幕戦を勝利している。ホームの利は開幕戦でより顕著に出そうなものだが、名古屋Dの張本天傑は「変な力みがなく自然に試合に集中できました」と敵地での開幕戦を歓迎した。

次節は北海道、千葉、SR渋谷、三河、名古屋D、滋賀、島根がホーム開幕戦を迎える。引き続き各地での熱戦に期待するとともに、長いシーズンを戦う上での各チームの修正力やコンディション調整に注目していきたい。


9月29日~10月1日の試合結果
栃木 78
70

64
85
三河
川崎 76
87

77
85
名古屋D
横浜 56
76

73
45
滋賀
新潟 82
87

75
55
島根
富山 83
83

78
85
北海道
京都 80
65

62
63
三遠
大阪 60
65

81
68
A東京
西宮 70
72

86
93
千葉
琉球 54
65

73
53
SR渋谷

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