八村塁

レナード「基本がしっかりした良い選手」と八村を評価

ウィザーズがクリッパーズのホームに乗り込んだ一戦。カワイ・レナードとポール・ジョージのデュオに合計で65得点を奪われ、前半で最多となる80失点を許すなど、課題の守備が崩壊したウィザーズは150点を奪われて敗れた。

それでも、八村塁はキャリアハイの30得点を挙げて一矢報いている。

試合開始30秒、八村は3ポイントシュートを外してしまうが、直後にプルアップのミドルシュートを沈めて初得点を記録。その後もオフェンスリバウンドからゴール下で加点し、ブラッドリー・ビールやアイザイア・トーマスとの合わせからペイントエリアでシュートを決めるなど、積極的にゴールを狙う姿勢を見せ、第1クォーターだけで9得点を挙げた。

その後もコンスタントに得点を重ねた八村は第3クォーター残り2分39秒にレイアップを決めて、自己最多得点を更新する24得点目を記録。その後も得点を伸ばした八村は、38分間の出場で3ポイントシュート2本成功を含む、フィールドゴール23本中13本成功の30得点に加え、9リバウンド3アシスト1スティールのハイパフォーマンスを見せた。

八村はオフェンス面では今シーズン最高の出来だったが、彼自身もチームと同じくディフェンスでの課題を露呈した。

八村は常にレナードやジョージとマッチアップすることになり、スクリーンを巧みに使われ、彼らを止めることはできなかった。また、センターのモリッツ・ワグナーが欠場したことにより、八村がインサイド陣を守るシーンもあり、23得点15リバウンドのモントレズ・ハレルを抑えられなかったことも大量失点の一つの要因となった。

それでも、八村があこがれるレナードは「彼は基本がしっかりした良い選手。自分のスポットを取れるだけの力があり、経験を積んでアタックスポットを取れれば、どんどんレベルアップできる」と高い評価を下した。

目標の選手やリーグトップクラスの選手とマッチアップした中でキャリアハイを大幅に更新した八村。レナードが認めるように、さらなる成長に期待したい。