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「僕はただ家にいて座っているだけの生活は嫌なんだ」

クリッパーズのポール・ピアースが、現役続行か引退かで揺れている。

昨年クリッパーズと3年契約を結んだピアースだったが、今シーズンは68試合の出場で平均6.1得点と、ウィザーズに所属した2014-15シーズンの11.9得点から大幅に数字を落とした。先発起用から、主にベンチ起用という役割の変化の影響もあったという声も強く、まだまだ現役選手として第一線で活躍できるだけの力はある。

現在38歳のピアースは、『Boston Globe』に対し、「いつも言うことだけれど、我が家の場合は、51対49で僕に権限があるんだ」と答えた。「妻の意見は大きなウェイトを占めているよ。決断はこれからだけど、何をするにしても、僕はただ家にいて座っているだけの生活は嫌なんだ。ただ、来シーズンもプレーしたとして、それで終わりだよ」

健康状態には問題がない。しかし本人は、シーズンに向けた準備段階がつらいと言う。

「大事なのはメンタル面だ。朝起きて、仕事を始める瞬間のことだよ。なかなか理解してもらえないけれど、たいてい選手が引退を決めるのは、シーズンに向けた準備を始める辛さが理由だと思う。始めてしまえば問題なく入っていけるから大丈夫だけれど、その準備段階が辛いんだ」

これから数週間のうちに、ピアースは去就について発表するそうだ。