写真=Getty Images

メロを勧誘するための言葉にグリーンが飛び付く

既報の通り、トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードとCJ・マッカラムは、今夏中のトレードが確実視されるニックスのカーメロ・アンソニーと連絡を取り、ブレイザーズへと勧誘している。

リラードは『The Oregonian』の取材に対し、アンソニーが加入した場合の効果について、こう述べている。「コートのワンサイドでカーメロがアイソレーションを仕掛けて、CJがコーナーで待機。そして自分が逆サイドのウィングにいて、ユスフ・ヌルキッチが‥‥‥つまり、相手チームが僕らを抑えられず苦しむ姿しか想像できないのさ」

またリラードは、もしアンソニーを獲得できれば、NBA王者ウォリアーズも苦しめられると主張する。「西のどのチームとだって戦える。ウォリアーズとプレーオフで対戦することになったら、僕たちがペイントに突っ込む。その状況でメロのような選手を放っておきたければ、ご勝手に。幸運を祈るよ」

ところが、この発言を伝え聞いたウォリアーズの『用心棒』ことドレイモンド・グリーンは黙っていなかった。記事の見出しの画像とともに、そのコメント欄にリラードのアカウント名と笑顔の絵文字を付け「冗談も休み休み言ってくれよ」とInstagramに投稿した。

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この投稿の後には、リラードがInstagramに意味深な画像を投稿している。鳥を狙った狼が、そそり立つ崖から飛びかかる画像に「他者を破壊しようとするがあまりに周りが見えなくなり、結果的に自己の破滅を招く」というメッセージが付けられている。

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Damian Lillardさん(@damianlillard)がシェアした投稿 –

この投稿がグリーンの反応に対するアンサーかは分からない。だが、考え方次第では、来シーズンも優勝候補筆頭に挙げられているステフィン・カリー、ケビン・デュラント、クレイ・トンプソン、グリーンを擁する『スーパーチーム』への警鐘とも受け取れる内容だ。

もしアンソニーがブレイザーズにトレードされなかったとしても、グリーンとリラードの間に生まれた確執は、新シーズンのNBAを盛り上げるスパイスになってくれそうだ。