「多くのメンバーと3年間一緒に過ごしてきたので息が合っている」
4月25日、シーホース三河はホームで三遠ネオフェニックスとの『三河ダービー』を戦い、87-67で快勝した。
三河は出だしでデイビッド・ヌワバの強烈なペイントアタックを軸とした三遠のオフェンスに苦しめられる。しかし、第2クォーターに入るとゾーンディフェンスが機能し、ゴール下の守備の強度を高めることで、このクォーターを11失点に抑えることで逆転。6点リードで試合を折り返す。
後半に入っても三河の流れは変わらず。第3クォーターはテンポの良いボールムーブから守備のズレを作りだすと、3ポイントシュートを9本中6本成功と爆発。これでリードを2桁に広げると、第4クォーターに入っても強度の高いディフェンスで三遠に付け入る隙を与えず、エースの西田優大を温存しながらも危なげない展開で逃げ切った。
これで6連勝の三河は西地区2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズと41勝16敗で並んだ(直接対決で負け越しているため順位は下)。本日21得点と活躍したレイマンは「ゲームプランに従って、高いレベルでプレーを遂行できたと思います」と試合を振り返る。そして地区2位となり、チャンピオンシップ初戦のホーム開催権を得ることへの意欲をこう続けた。
「僕たちにとって、(ホーム開催のために)必ず勝たないといけない試合であることは分かっていました。2位になれる可能性があることは間違いないです。自分たちはやるべきことをしっかりこなし、残りの試合を勝つだけです」
今日の試合は快勝だったが、この6連勝の間は大阪エヴェッサ戦で84-82など接戦も多かった。レイマンは「今シーズンは接戦になることが多いと感じていますが、そこで僕たちは勝つ方法を見つけてきました。これはチャンピオンシップに向けてチームの強みになると思います」と、接戦を勝ち切ることへの自信を語る。
また、今シーズンで三河3年目となる彼は、自身3度目となるチャンピオンシップへ向け、過去2回とは違う確かな手応えを強調する。「多くのメンバーと3年間一緒に過ごしてきたので、とても息が合っていると思います。そしてアーロン(ホワイト)とTK(トーマス・ケネディ)が加わったことも大きな助けになっていますし、メンバー全員がシーズンを重ねるごとに成長していると思います」
「チームが必要としている限り、三河に残ってプレーしたい」
昨シーズンのレイマンはシックスマン起用だったが、今シーズンは不動の先発に。役割が変わる中でもシュート成功率、平均得点をともに向上させる見事なステップアップを果たしている。「僕にとって今シーズンは何よりも安定感を重視してきました」と語るレイマンは、安定したプレーを続けるために次のことを意識している。
「自分がゴー・トゥー・ガイとして頼られる存在でいるかを考えるのではなく、コートのどこからでも積極的に攻め、3ポイントシュートを狙うことができるといった自分のスキルセットを信頼してもらう。今シーズンは守備やリバウンドを含め、自分の万能性を発揮できていると思います」
大学卒業後からNBAに6シーズン在籍していたレイマンにとって、三河は初めてアメリカ国外で所属するチームだったが、「毎シーズン、楽しんでいます。三河は特別な組織であり、チームです」と大きな愛着を持っている。
「ここに住んでファンの皆さんやコミュニティとの強いつながりがあり、自分が愛されていると感じています。これはビジネスであり、チームにとって最善と思う判断をすることは分かっています。ただ、僕はチームが必要としている限り、三河に残ってプレーしたいと思っています。どうなるかは、これからの状況を見守るしかないです」
今後のことは流れに任せるとして、今のレイマンがフォーカスしているのは2年連続で初戦敗退したチャンピオンシップで勝ち進むこと。そのために大切なことをこのように語る。「チームとして、自分たちのシステムやコーチが求めているプレーについて自信を持てていると思います。みんなが自信を持ってプレーできれば、僕たちは倒すのが難しいチームになれます」
そして個人としても、「過去2年のチャンピオンシップでは自分のベストを出すことができなかったです。今シーズンこそアグレッシブにプレーして自分のベストを出したいです」とリベンジの強い思いを持っている。
まだ、チャンピオンシップでどこと対戦するかは分からない。ただ、レイマンが今日のような強気のプレーで3ポイントシュートを沈め、チームに勢いを与えることができれば、三河はどんな相手にも勝てる力を持っている。

