
強行出場するも、徹底したダブルチームに手を焼く
レイカーズはルカ・ドンチッチとオースティン・リーブスを欠いてもレブロン・ジェームズがいる。ロケッツは第1戦でケビン・デュラントを膝のケガで欠くとオフェンスが全く機能せず、98-107の完敗を喫した。現地4月21日の第2戦はデュラントが復帰したが、事態は好転しなかった。デュラントは41分プレーしたものの、23得点と平凡な数字しか残せず、4アシスト9ターンオーバーとチャンスメークの面ではむしろブレーキとなった。
前半のデュラントは20得点を記録するもアシストは0で、ターンオーバー4と苦戦していた。そして後半は得点わずか3、4アシストに対してターンオーバー5。ロケッツは競ることはできたが、ずっとビハインドを背負ったまま94-101で敗れた。
レイカーズはダブルチームを様々な形で仕掛けることでデュラントを止めた。「試合最初のポゼッションからダブルチームを送り込んできた。試合に出て、プレッシャーの掛かる場面でプレーできたのは良かったけど、僕の出来はひどかった」とデュラントは言う。
「僕がもっと上手くプレーしないと、チームメートを苦しい状況に追い込んでしまう。ダブルチームを自分で突破したり、あるいはもっと引き付けて打つことでオフェンスリバウンドを狙わせたり。正しいパスを心掛けているけど、もっと自分で打つことで打開しなければならないと感じた」
デュラントの個人技による突破だけでなく、アルペラン・シェングンとのピック&ロールもレイカーズの守備に無効化され、チャンスを生み出せなかった。ピック&ロールに対してスイッチで対応し、次の瞬間にはダブルチームで囲い込む。その執拗なディフェンスにデュラントは手を焼いた。
「今回のレイカーズはハーフコートでも2人を走らせてくる。どこでボールを持っても、どんなプレーコールをしてもダブルチームが来る感じだ。でも、僕は厳しいマークに慣れているし、それでもシュートを打つか、正しいパスを出すか、賢いプレーで攻略しなければならない」とデュラントは言い、結局はシュートを決めるかどうかだと結論付ける。
「レイカーズはシュートを決めていて、僕たちは決めていない。結局はそれだけの話なんだ。3ポイントシュートを相手は13本決めたのに僕らは7本で、それで7点差の負けだ。ポゼッションの数やペイント内でのシュート数、リバウンドでは僕らが上回っている。シュートを決めるという一点で相手が上だった」
LEBRON STARRED IN GAME 2 🌟
👑 28 PTS
👑 8 REB
👑 7 ASTLAKERS TAKE A 2-0 SERIES LEAD! pic.twitter.com/TxXDpKiPpd
— NBA (@NBA) April 22, 2026
デュラントに次ぐスコアラーのシェングンは20得点11リバウンドを記録するも、デュラントが常に2人に守られているのであれば彼の得点が増えるべきなのに、そうなっていない。
「ミドルレンジでボールを持った時に、本来出すべき積極性を欠き、簡単なシュートを何本も外してしまった。僕がペイントエリアを支配できれば、KD(デュラント)はもっと楽にプレーできる。僕は本来のプレーを取り戻さなければならない」とシェングンは言う。
それでも、「アグレッシブに攻める」と言葉で言うのは簡単だが、プレッシャーの掛かるプレーオフの場面で、しかもエースのデュラントが苦しんでいる状況で実践するのは簡単ではない。シェングンは「自分ではアグレッシブに行こうとしているんだ。でも、いつもは入るシュートが入らない」と悩める胸中を明かす。
「気にしすぎるのは良くない。とにかく打ち続けるしかない。ダブルチームが僕にも来ると思って、焦って打っている。シーズンを通して決めてきたシュートが決まらないと、余計なことを考えてしまう。第3戦ではホームで観客を味方に付けられる。ただ自信を持ってシュートを打ち、決めていきたい」
連敗スタートでチームの雰囲気は沈んでいるが、戦いはまだ続く。デュラントは41分プレーしたものの、コンディションが十分でなかったのは明らかだった。中2日の試合間隔を生かしてデュラントが痛めている膝の回復に努めること、シェングンがトラウマを払拭することで、何とか風向きを変えたいところだ。