JJ・レディック

「SNSはダークな場所」というポリシーを曲げて情報収集

セブンティシクサーズからフリーエージェントになり、ペリカンズと契約したシャープシューターのJJ・レディック。このオフに去就が注目されたフリーエージェント選手だった彼自身も、他の選手の動向を気にしていたことを、自身のポッドキャスト番組で明かした。

「実は、打ち明けることがある」と語り始めたレディックは、人知れずTwitterのアカウントを作っていたことを告白した。

「6月29日、友人でありスパーズのスタッフでもあるアダム・グレスナーと話していた時のことだった。彼からどうやって最新情報を手に入れているのかを聞かれて、『それなら裏アカウントでも作るか』と言ってしまったんだ」

「それで、『Spotify』のアカウントを作るために使っただけのGmailのアカウントを利用して、新しいTwitterアカウントを作り、速報を出す5人をフォローした」

レディックがフォローしたのは、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキーを始めとする著名スポーツジャーナリスト。ただ、今回の件で注目されるべきは、レディックが再びソーシャルメディアを利用したことにある。

彼は2018年のオフにTwitter、Instagramのアカウントを、家族や近しい友人だけが知っていたものも含めすべて削除した。その理由はSNSの悪影響を懸念してのもので「SNSはダークな場所で、健康的ではないし、現実世界でもない」と、以前『Bleacher Report』に語っている。

またレディックは、無意識のうちにスマートフォンを操作し、気づけばSNSや何らかのウェブサイトを閲覧してしまう生活を「恐ろしい」とも形容していた。

その彼が、友人との会話の流れではあってもTwitterアカウントを作ったのは意外だった。ただ、カワイ・レナード、ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジミー・バトラー、クレイ・トンプソンがフリーエージェントになった今夏は、激動の移籍が頻発したオフでもあった。ポッドキャスト番組内で、レディックは一夜にしてジョージとレナードがチームメートになったことを驚き、クリッパーズが特別なチームになれる可能性があるともコメント。これだけの大物選手が市場に出た以上、再びTwitterを利用せざるを得なかったのだろう。

ちなみに、作ったアカウントはすでに無効にしたそうだ。