ブランドン・イングラム

昨シーズン深部静脈血栓症を発症

レイカーズからペリカンズにトレードされたブランドン・イングラムは、昨シーズン中に発症した深部静脈血栓症から順調に回復している。

7月16日にはロンゾ・ボール、ジョシュ・ハートらとペリカンズの入団会見に出席したイングラムは、現在の体調、トレーニングなどについて聞かれると、「これまで通りの練習を再開させられる状態に近づいている」と答えた。

「まだシュート練習は再開できていないけれど、下半身のトレーニング、ハンドリング、パスの練習はやっているから、これまで通りの練習を再開させられる状態に近づいている。今は、有酸素運動などを続けて、復帰に向けて努力している」

ラプターズ、ヒートで活躍したクリス・ボッシュも血栓症を患い、引退を余儀なくされた。血栓が発見された箇所こそボッシュと異なるものの、イングラムのキャリアにも何らかの影響を与えてしまいかねない重大な疾患になる可能性も危惧されただけに、回復に向かっているのは朗報だ。

イングラムは、昨シーズン52試合(全試合先発)に出場し、平均18.3得点、5.1リバウンド、3.0アシストを記録。同じ釜の飯を食った間柄のボール、ハートが近くにいるのは、イングラムにとっても心強いはず。

ペリカンズはレイカーズとのトレードでアンソニー・デイビスを失ったが、2019年のドラフト全体1位指名を受けたザイオン・ウィリアムソンを含め、優秀な若手が揃うチームに変貌した。

体調を100%の状態に戻すことが先決だが、イングラムにはレイカーズ時代に十分に発揮できなかった潜在能力を生かし、スター選手の仲間入りを果たしてもらいたい。