今年で7回目となる『Tamagawa Training Camp 2019』、満足度100%で終了

2019/07/12
プレーヤー
1963

TTC

オフシーズンのプロバスケ選手に良質な競技機会を提供

オフシーズンのプロバスケ選手に良質な競技機会を提供することでバスケットボールの発展に寄与することを目的とする合同トレーニングキャンプ『TTC』(正式名称:PHYSIOFLEX presents Tamagawa Training Camp 2019 supported by UPSET)が6月22日、23日の2日間で開催された。

ストレングストレーナー上原雅也、メディカルトレーナー五十嵐清、アスレチックトレーナー中山佑介(TMG athletics代表)といったスタッフ陣も参加したこのキャンプ。1日目のメイントレーナーを務めた上原は国立スポーツ科学センター非常勤トレーニング指導員も務めた経歴の持ち主で、正しい姿勢、疎かになりがちな部分を参加選手に教え込んだ。2日目には中山が「身体を正しく使う」意味を説いた上で身体の様々な部位の状態確認を行った。

その後はスペシャルパートナーのZAOBAが持ち込んだ11種類ものトレーニング器具を用いてのサーキットトレーニング。一つひとつのメニューに対して意識すべき点の説明を受け、玉川大学男子バスケットボール部員を含めた参加者49名が2人ずつペアになり、一斉に各トレーニング場所に散らばり、セットカウント30秒でトレーニングスタート。大学生プレーヤーたちは最初こそプロ選手と一緒にトレーニングすることに緊張の面持ちを見せていたが、時間がたつにつれて雰囲気に馴染み、雄叫びのような掛け声があちこちから出るようになった。約1時間のトレーニングでどの選手も疲労困憊。それでも束の間の休憩を挟み、新たなトレーニングメニューがまた約1時間続けられたのだった。

午前中はトレーニング。午後には2時間ほどゲームを行ってキャンプは終了。練習後には五十嵐メディカルトレーナーによる身体のケアも行われるなど、最初から最後まで至れり尽くせりのキャンプとなった。

TTC

プロ選手であってもオフの練習環境には苦労する

埼玉ブロンコスに所属する師玉祐一は、今回で5回目のTTC参加。「オフシーズンに練習をしたり、トレーナーの人に見てもらいながらトレーニングをすることは難しいです」と、プロ選手であってもオフ期間に充実した練習環境を得ることの難しさを語る。

このキャンプでは、トレーニング以外でも、プロ選手やトレーナーなどの交流機会の創出も目的としており、実際に参加している師玉も、「無料でトレーニングをさせてもらえて、さらにここで知り合ったトレーナーの人とその後も繋がってトレーニングを見てもらうこともできるので、交流の場としてもかなり大きいですね」と、このキャンプに参加する目的を語った。

2018年までNBAキャバリアーズでトレーナーを務めた中山は、オフシーズンのトレーニングの大切さをこう語る。「長いキャリアを歩んでいる選手は、きちんとしたトレーニングを積んできた経験が絶対にあります。その経験がない選手はケガのリスクが高いですし、ケガをした後のリハビリが長引いたり、うまくいかなかったりするケースが多いです」

プロ選手ではあっても、チームの管理から外れるオフシーズンには練習場の確保にも一苦労。また、シーズン中には時間がなくてできない身体のメンテナンスと強化についても、正しいトレーニングの知識を持っている選手は少数。そこはトレーニングのプロに見てもらうのが一番で、その機会を提供して啓蒙するのがこのキャンプの目的でもある。

今年で7回目を迎えたTTCは、回数を重ねるごとに協賛パートナーも増え、キャンプの充実度は増している。「プレーヤーにより良い環境を届けたい」という主催者の熱い思いが伝わり、なおかつアットホームなキャンプとなった。プロ選手と大学生プレーヤーが互いに刺激し合う良い機会でもある。今後もキャンプは続いていく予定。一人でも多くの選手が参加し、それぞれが充実したオフシーズンのトレーニングをできるようになってもらいたい。

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