復活を誓う小兵ガードの新天地はDC
先発ポイントガードのジョン・ウォールが左足アキレス腱断裂で長期離脱となったウィザーズは、新たな司令塔として、アイザイア・トーマスを迎えるようだ。
『ESPN』によれば、トーマスはウィザーズと単年契約を結ぶ予定だという。
ウィザーズは、昨シーズンまで所属したトーマス・サトランスキーがブルズとの3年契約に合意したことを受け、トーマスとの契約を決めたのだろう。
昨シーズンはナゲッツに所属したトーマスは、昨年を股関節のリハビリに費やし、今年に入って復帰。だがナゲッツは西カンファレンスの上位争いをしていた最中で、トーマスはレギュラーシーズン12試合に出場し、平均8.1得点にとどまった。
プレーオフのローテーションからも外れたが、トーマスは若い選手のメンター、ロッカールームのリーダーとしてチームを支え続けた。
チーム事情を理解していた彼は数年前の状態を取り戻せると考えている。ナゲッツ退団後には、「去年の夏は股関節の手術を受けた後で、ここ2年の夏はリハビリに費やしたのだから、どういう状態かなんて誰も分からなかったと思う。今年の夏は、トレーニング漬けの日々を過ごすよ。技術を磨いて、昔の姿を取り戻す。2017年の時の状態にね」と、『ESPN』とのインタビューで語った。
2016-17シーズンにキャリアハイの平均28.9得点を記録したトーマスが、かつての輝きを取り戻せるか。また、ブラッドリー・ビール、八村塁らとどういうコンビネーションを見せてくれるのか、来シーズンのウィザーズがさらに楽しみな存在になった。