
『スプラッシュ・ブラザーズ』の2人がコート上で再会
クリスマスゲームでクレイ・トンプソンがベイエリアに帰って来た。試合前のウォーミングアップでコートに姿を現すと、チェイス・センターに集まったファンから拍手で出迎えられた。ステフィン・カリーはすでにいつものルーティーンの最中で、数分後にコート中央で『スプラッシュ・ブラザーズ』の2人は握手を交わした。
試合開始よりかなり前にもかかわらず、ファンはこのシーンを見るために集まっており、大歓声を上げた。カリーは「スプラッシュ・ブラザーズが揃う瞬間をファンが見逃すはずがないよね」と笑顔で語った。
もう一つ、カリーには盟友クレイへの粋な歓待があった。アンダーアーマーとのシューズ契約が切れた今、彼は様々なバッシュを気分によって使い分けている。この日に履いていたのは、ANTAによるクレイのシグネチャーモデルだった。
これにクレイは「素晴らしかった」と言い、「あの靴で勝たなければ最高だったんだけどな」と付け加えた。マーベリックスはアンソニー・デイビスが第2クォーターに股関節を痛めて戦線離脱し、その後の劣勢を跳ね返して見せ場を作るも、ウォリアーズに116-126で敗れた。クレイは3ポイントシュート成功1本の7得点と不発に終わっている。
試合後も2人は健闘を称えるハグをかわし、短いながらも何らかの言葉をかわした。クレイは言う。「最初の時みたいに感傷的になることはないけど、馴染みの顔を見られるのはいつだって良いものだ。ここに戻って来て思い出すのは、すべて良き時ばかりだよ。記録を塗り替えた日、タイトルを獲得した日、素晴らしい思い出が頭をよぎる」とクレイは言う。
しかし、クレイは必要以上にウォリアーズファンの感傷に付き合わず、「リスペクトを感じた」と歓迎を感謝しながらも、『スプラッシュ・ブラザーズ』の握手に沸いたファンの反応に「特に気付かなかった。試合に集中していたから」と語るに留めた。
ウォリアーズのことを今どう思うかと聞かれたクレイは「単なる相手チームの一つだ。マーベリックス以外のチームを特別扱いする必要はない。これがプロの世界なんだよ」と答えている。ただ、これは質問にセンスがなかった。今の彼は本心はどうあれ、そう答えなければならない立場にあるのだ。
A very merry reunion on #WarriorsGround 🤝 pic.twitter.com/ZzlsZTSmC3
— Golden State Warriors (@warriors) December 26, 2025