ティファニー製のトロフィーを前に勝利への意欲を燃やす
レギュラーシーズン終了から一夜明けて、Bリーグはチャンピオンシップ出場8チームの選手を集めた会見を行った。冒頭、大河チェアマンがBリーグの優勝トロフィーを披露。NBAのものを手掛けたティファニー社による、黄金に輝くトロフィーを前に「Bリーグにふさわしいトロフィーにしたいと、半年ぐらい前に発注して、先日届いたばかり。お値段は言いづらいのですが、各地区の優勝賞金を上回るぐらい」と紹介した。
注目の一戦は激戦の東地区を制した栃木ブレックスと、同じ東地区3位ながらオールジャパンの優勝チームであり、レギュラーシーズンを9連勝で締めくくった千葉ジェッツ。両チームからはポイントガードの田臥勇太と富樫勇樹が出席した。
両チームはレギュラーシーズンで8度対戦して4勝4敗のイーブン。東地区を制したのは栃木だが、千葉はオールジャパン準々決勝で栃木を破っている。レギュラーシーズン最後の対戦となった4月29日、30日にはブレックスアリーナで千葉が連勝。田臥はこれを引き合いに出し、「最終戦は負けたので、まずその悔しさを晴らせるよう戦いたい」と、いつもの落ち着いた口調ではありながら、リベンジに向けた闘志を燃やす。
富樫も「最終戦まで確定はしなかったのですが、栃木とやることは想定していました。お互いの良さを分かっている中での試合、田臥さんに負けないように」と気合い十分。「レギュラーシーズンを9連勝で終えて、チームとしても良い状態でチャンピオンシップを迎えられる。週末の栃木戦に向けて準備をして、その後のファイナルまで戦えればと思っています」と、『2冠』への意気込みを見せた。
勝手知ったる相手との対戦で、警戒すべき選手は誰かとの質問に対し、富樫が「栃木はリバウンドが強いチーム。ジェフ・ギブス選手が出てきて毎回流れが変わるので、そこのリバウンドをどう抑えるかがカギ」と答えれば、田臥は「千葉の強みは全員がどこからでも点数が取れるところだと思うので、注意すべきは全選手」と語る。
最も予想しづらい対戦、富樫と田臥は「自分たちのバスケットがどれだけできるかがカギ」と口を揃える。チャンピオンシップは今週末、5月13日から各地でスタートする。
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