デイミアン・リラード

指揮官テリー・ストッツとも契約を延長

ウォリアーズに1勝もできず敗れたブレイザーズだったが、19年ぶりの西カンファレンス・ファイナル進出という結果を残し、現体制の維持を決めたようだ。

シリーズ敗退から一夜明け、ブレイザーズが今夏デイミアン・リラードと4年総額1億9100万ドル(約211億円)のスーパーマックス契約を締結すると『Yahoo Sports』が伝えた。

ブレイザーズでの7シーズン目を終え、2020-21シーズンまで現在の契約が残り、昨シーズンのオールNBAファーストチームに選出されたリラードがスーパーマックス契約を結ぶには、2018-19シーズンのオールNBAチームに選出される必要がある。今シーズンも25.8得点、4.6リバウンド、6.9アシスト(自己最多)というキャリアイヤーを送った彼ならば、ファーストチーム、セカンドチーム、あるいはサードチームのどこかに選ばれるに違いない。

新契約は2021-22シーズンから適用されるもので、その内訳は、2021-22シーズンが4260万ドル(約47億円)、2022-23シーズンが4600万ドル(約51億円)、2023-24シーズンが4940万ドル(約54億6000万円)、2024-25シーズンが5280万ドル(約58億円)にのぼると見られている。

リラードは、以前から優勝を目的にスーパーチームを結成する現代の流れには異論を唱えている選手で、彼は球団から求められる限り、ブレイザーズに忠誠を尽くす気持ちを固めている。

今回のスーパーマックス契約は、主力に負傷者を抱えながらも19年ぶりのカンファレンス・ファイナル進出にチームを導いたリラードの実績を評価してのもの。そして、指揮官テリー・ストッツも複数年の延長契約に合意したと『ESPN』が報じるなど、ブレイザーズは現体制の維持を早々に決断した模様。

34歳で迎える新契約最終年に5000万ドル(約55億円)超えの年俸を受け取ることに関しては様々な議論があるだろうが、ブレイザーズにとっての財産であるリラードには、相応しい契約と言える。