「チームメートが100%自分を信じてくれた」
東カンファレンス・ファイナル第1戦は、ホームのバックスが108-100でラプターズに勝利した。
この日の主役は、第4クォーターだけで3本の3ポイントシュートを含む13得点を決め、プレーオフでのキャリアハイとなる29得点をマークしたブルック・ロペスだった。『ストレッチ5』へのスタイルチェンジに成功したロペスは、オープンな状態なら躊躇せずにシュートを放ち続け、チームの勝利に貢献した。
試合後の会見にヤニス・アデトクンボと出席したロペスは、「自分は、いつだって試合を楽しもうと思っているんだ。このチームは最高。素晴らしいチームメート、コーチに恵まれている。みんながアンセルフィッシュで、世界最高のメンバーだね。このチームには、オープンな状態ならいつでもシュートを打つ、という考え方が浸透しているんだ。逆に、オープンな状態なのにシュートを打たなかったら、お互いにフラストレーションが溜まる。前半はシュートが決まらなくて、決して良い状態ではなかったけれど、チーム全員がもっとシュートを打たないといけないと感じていた。それに、チームメートが100%自分を信じてくれた。特にジョージ・ヒル、それから隣にいる彼がね」とコメントした。
第4クォーターを32-17で上回ったバックスは、ラスト12分間でカワイ・レナードをわずか2点に抑え、終盤は固い守備でラプターズにシュートを決めさせなかった。アデトクンボは、レナードを抑えたクリス・ミドルトンとマルコム・ブログドンの守備を称えた。
「(レナードは)相手のオフェンスで重要な存在で、2人は素晴らしいプレーをしたと思う。それに、ブルックとニコ(ニコラ・ミロティッチ)も、身体を張って守ってくれた」
またアデトクンボは、接戦を制しての勝利についても触れ、「この試合を経験したことで、チームは確実に強くなった」とも語った。
ホームでの初戦をモノにしたとはいえ、まだシリーズは始まったばかり。バックスが第2戦にも勝ってさらに有利な立場に立てるか、それともラプターズが修正してイーブンに戻せるかどうか、1日を挟んで行われる第2戦も激しい試合になりそうだ。