
ローソンはシーズン終盤のケガでチームを離脱
福井ブローウィンズは、ベンジャミン・ローソンと小寺ハミルトンゲイリーが契約満了に伴い2024-25シーズンをもって退団することと、ライアン・ケリー、満田丈太郎、細谷将司と2025-26シーズンの契約が基本合意に至ったことを発表した。ローソンと小寺は5月12日付けで自由交渉選手リストに公示されている。
ローソンは216cm118kgのパワーフォワード兼センター。2018年にライジングゼファー福岡でBリーグでのキャリアをスタート。ファイティングイーグルス名古屋、越谷アルファーズなど渡り歩き、2023-24シーズンに福井に加入。今シーズンは43試合中41試合で先発出場し、平均22.30分のプレータイムで9.2得点、6.8リバウンド、2.5アシストを記録した。3月16日の富山グラウジーズ戦で負傷し、関節唇損傷の診断で復帰の目安は5カ月から6カ月と発表されていた。
ローソンはクラブを通して以下のようにコメントしている。「優勝の喜びからシーズンを終えるケガまで、忘れられない思い出が一生心に残ります。チームメートのみんなへ、努力と絆を本当にありがとう。チームスタッフの皆さんへ、信頼と導きで、コート上での自分を最大限に引き出してくださったことに感謝します。そしてファンの皆さんへ、どんなときも変わらぬ応援と愛情で、コートに立つたびにアリーナを温かく包んでくれてありがとうございました。この素晴らしい場所とチームを離れるのは本当に辛いですが、心から感謝しています」
神奈川県出身、現在35歳の細谷は173cm72kgのポイントガード。Bリーグ開幕から横浜ビー・コルセアーズでプレーし、秋田ノーザンハピネッツ、シーホース三河に所属。2023-24シーズンからB3リーグに参入した福井に加入し、今シーズンは45試合中42試合で先発出場し、平均20.29分のプレータイムで10.8得点、1.4リバウンド、2.4アシストを記録した。
細谷はクラブを通して以下のようにコメントしている。「この2年間、BWZRSの皆さんが創り上げたブローウィンズは本当に素晴らしいチームになりました。その熱量、声量、愛情はどこにも負けないと僕は感じています。プレーオフでの悔しさを胸に次のステージへとともに向かいましょう。B2優勝!そして福井県が誇れるチーム、誰からも愛されるチームになりましょう。皆さんがブローウィンズの主役です!来シーズンもブローウィンズでプレー出来ることを幸せに感じでおります。誰よりも熱いハートでプレーしますので、誰も止められないくらいの応援でともに戦いましょう」
アメリカ出身、現在34歳のケリーは211cm、104kgのスモールフォワード兼パワーフォワード。名門デューク大学でプレーし、レイカーズでは故コービー・ブライアントと3シーズンに渡りプレーした経験を持つ。ホークス、CBセビージャ(スペイン)を経て、2018年から6年間サンロッカーズ渋谷に在籍、2024-25シーズンに福井に加入した。今シーズンは53試合に出場し、平均25.45分のプレータイムで、16.6得点、2.3リバウンド、5.5アシストを記録した。
ケリーはクラブを通して以下のようにコメントしている。「僕と家族は、来シーズンも福井に戻れることをとても楽しみにしています。昨シーズンはチームの成長の一員になれたことを嬉しく思っていますし、来年もブローウィンズをさらに強くするために貢献し、優勝を目指してまた戦えることを楽しみにしています。アリーナで皆さんにお会いできるのが待ち遠しいです!」