2年続けてのカンファレンスファイナル進出も「満足はまったくない」
現地5月14日、ティンバーウルブズはウォリアーズとのカンファレンスセミファイナル第5戦を実施。大黒柱のステフィン・カリーを故障で欠くウォリアーズに序盤から主導権を握り、121-110で勝利した。ティンバーウルブスは第2戦から破竹の4連勝でカンファレンスファイナル進出を決めた。
ティンバーウルブズは試合の序盤からチームオフェンスを展開。第3クォーターまでのすべてのクォーターで30得点以上をマークし、着実に得点を積み重ねた。守備でも集中力高くハードワークを続け常にリードをキープ。第3クォーター終了時点で21点の大量リードを奪い、そのまま楽々と逃げ切った。ボールシェアを徹底し、29得点のジュリアス・ランドルを筆頭に6人が13得点以上を挙げ、守備の的を絞らせなかった。
ティンバーウルブスのエース、アンソニー・エドワーズはこの試合、22得点12アシスト7リバウンド3ブロックを記録。アシスト数が示すように、自身のドライブから複数のアリウープパスを成功させるなど、チャンスメーカーとしての活躍が光った。
「今日、僕は『最も一体感があり、成熟したチームが優勝する』と言った。誰が30点取るとか、多くのシュートを打つとか、そういうことは関係ない。チームとして良いシュートを打てていれば、誰が打つかは問題ではない。それが今夜はできた」。アンソニーは試合をこのように振り返った。
また、第2戦から第5戦までの4戦すべてで24得点以上をマークし、このシリーズ5試合で平均25.2得点、7.4アシスト、6.6リバウンドと活躍したランドルについては次のように称えた。
「彼は他の選手のチャンスを作ってくれる。そしてテンポをコントロールし、ペースを上げる形で試合にインパクトを与えられる。ディフェンスでは1つ上のレベルに行ったし、彼の詳細まで把握している頭脳は素晴らしいよ」
ティンバーウルブズはこれで2年連続のカンファレンスファイナル進出を達成。しかしエドワーズは「満足はまったくない。僕たちはまだ何も成し遂げていない」と言う。NBA制覇のみを求めるエドワーズにとって、今回の勝利もあくまで通過点の1つにすぎない。