橋本拓哉

今野GM「彼がエヴェッサでの復帰を目指す限り全力でサポートする」

大阪エヴェッサは5月13日、1月に右アキレス腱を断裂した橋本拓哉の現在の状況と今後について発表した。

橋本は2025年1月12日の群馬クレインサンダーズ戦で負傷し、全治約1年の右アキレス腱断裂と診断。2月初旬に手術を実施したものの3月下旬に傷口に感染が確認され、再手術を行っていたという。橋本は2021年に右アキレス腱を二度断裂。クラブは同じ箇所の手術を複数行っている影響もあって回復に時間がかかり、当初予定されていた全治1年以上の治療期間が必要となったと説明している。

このような状況を踏まえ、クラブは橋本との2025-26シーズンの選手契約を結ばないことを決定。リーグの規定上自由交渉選手リストに公示されるものの、本人の意向を最優先しながら復帰に向けたサポートを継続する方針を決定した。

大阪府出身、現在30歳の橋本は188cm88kgのシューティングガード。17歳だった2012年にbjリーグドラフト2巡目指名で大阪に入団し、大学進学などを経て2016年に再入団。日本代表候補に名を連ねる実力を備えたフランチャイズプレーヤーとして活躍を続けてきた。

かつて大阪のチームメートとして橋本とプレーした今野翔太ゼネラルマネージャーは「次シーズンの選手契約を見送る決断は非常に苦しいものでした」と率直な思いを明かし、「何度も何度も努力してコートに戻ってきた選手です。彼の持ち前の強いメンタルと闘志で、必ずコートに戻ってくると信じています」とコメント。

さらに「生え抜きの橋本選手が大阪エヴェッサでの復帰を目指す限り、クラブとしても、彼の回復を全力でサポートしてまいります。ヴェッサーの皆さま、再びコートで輝く橋本拓哉選手の姿を、共に待ち続けていただけませんでしょうか」とファンに呼びかけた。