例年以上に豊作と言われるNBAドラフトは現地6月25日

物議を醸したルカ・ドンチッチのトレードで徳を積んだのかもしれない。バスケの神様がタンクに振り切ったチームを嫌ったのかもしれない。現地5月12日に行われたドラフトロッタリーの結果、2025年のNBAドラフトの全体1位指名権はマーベリックスが獲得した。

39勝を挙げてプレーイン・トーナメントに進んだマブスが1位指名権を引き当てる可能性は1.8％しかなかった。一方で最高確率となる14％で1位指名権を得られたはずの『ボトム3』ではホーネッツが4位、ジャズが5位、ウィザーズは6位と失望すべき結果となった。

タレント豊富と言われる今年でも突出したポテンシャルを持つとされ、1位指名が確実視されるクーパー・フラッグは、デューク大のスモールフォワード。カワイ・レナード、ジェイソン・テイタム、かつてブルズに黄金期をもたらしたスコッティ・ピッペンと比較される逸材だ。デューク大でのこの1年を待たずして、昨年のパリ・オリンピック前のアメリカ代表合宿に招待され、セレクトチームとしてプレーした時点で、『2025年の1位指名選手』という評価は完全に定まっていた。

スパーズはビクター・ウェンバニャマとステフォン・キャッスル、2年連続でルーキー・オブ・ザ・イヤーを輩出しており、今回も2位指名権を獲得。フラッグを除いてもラトガース大のディラン・ハーパーとエース・ベイリー、ベイラー大のVJ・エッジコム、デューク大といったタレントを吟味して指名することができる。

NBAドラフトは現地6月25日に行われる。

ドラフトロッタリーの結果

1位 マーベリックス
2位 スパーズ
3位 セブンティシクサーズ
4位 ホーネッツ
5位 ジャズ
6位 ウィザーズ
7位 ペリカンズ
8位 ネッツ
9位 ラプターズ
10位 ロケッツ
11位 トレイルブレイザーズ
12位 ブルズ
13位 ホークス
14位 スパーズ