比江島は18得点5リバウンド4アシスト2スティール

宇都宮ブレックスはホームでシーホース三河と対戦。ライアン・リッチマンの下で急成長する三河は攻守に質の高いバスケができるようになったが、宇都宮はチャンピオンシップの経験で大きく上回る。2試合いずれも前半で43-32、47-39とリードを築くと、手堅い試合運びでリードを守り切った。

5月11日の第2戦で宇都宮の勝負強さを体現したのが比江島慎だった。立ち上がりから7分弱で3本のシュートすべてを決めて8得点とオフェンスでの活躍はもちろん、久保田義章のドライブを止めてのスティール、角野亮伍の背後から腕を伸ばしてのスティールと、ディフェンスでも三河の勢いをくじく好プレーを連発した。

三河はセカンドユニットでも力の落ちない持ち味を生かして食い下がるが、宇都宮はそこで押し込まれることがあっても崩れることなく、主力が戻れば瞬く間に優位を取り戻した。第3クォーター終了時点で宇都宮は69-49と20点のリードを作り出したが、比江島は第3クォーターまでの約20分の出場時間で得失点差+26と抜群の存在感を示した。

精度の高いシュートはもちろん、オフェンスリバウンドに飛び込んでザック・オーガストに競り勝ち、そのままゴール下を決める力強いプレーも披露。第1戦ではシュートアテンプト4本の6得点と不発に終わったが、第2戦では18得点5リバウンド4アシスト2スティールで、古巣である三河にタレント力の差を見せ付けた。

【対戦カード】宇都宮ブレックス vs 千葉ジェッツ
【会場】日環アリーナ栃木
【日時】GAME1:5月17日(土)15:05
    GAME2:5月18日(日)17:05
    GAME3:5月19日 (月)19:05