28得点16リバウンド11アシストの圧巻プレー

現地9日、ブルズはヒートと対戦。プレーイン・トーナメントでの再戦が予想される相手に119-111で勝利した。この結果、ブルズは37勝43敗でイースタンカンファレンス9位、ヒートは36勝44敗で同カンファレンス10位となった。

この試合、ブルズのジョシュ・ギディーは40分出場で28得点16リバウンド11アシストのトリプル・ダブルに加え、3ブロック2スティールを記録し、攻守に渡って大暴れ。リーグ有数のオールラウンダーは、ニコラ・ヨキッチ、レブロン・ジェームズに次いで今シーズン3人目の1000得点500リバウンド500アシストをマークしている。

今シーズンからブルズに加入したギディーは、試合を重ねるごとにチームメートとの連携が着実に向上。シーズン全体の平均スタッツは14.4得点8.0リバウンド7.1アシストだが、オールスターブレイク以降の19試合では平均21.2得点、10.7リバウンド、9.3アシストと傑出した数字を記録している。

「試合前から、この試合の勝敗の意味の大きさはわかっていた。もちろん勝ててハッピーだけど、あまり先のことを考えすぎるのは良くない。まだレギュラーシーズンは2試合残っている。順位をどこまで上げられるのか、下がることがあるのかよくわからない。ただそこはあまり気にしないで1試合ずつ戦っている」

このようにギディーは、熾烈な順位争いについて語る。そして、自身の好調なパフォーマンスに加え、ここ10試合で7勝を挙げている今のチーム状況に確かな自信を見せる。

「自分の調子は良いし、チームとしても素晴らしい。シーズンの正しい時期に、自分たちのリズムを見つけることができている。そしてチームが1つになり始めていることは、コートでのプレーが証明している。僕たちはみんな献身的にプレーしている。自分たちのアイデンティティを見せることができれば、どんなチームも僕たちを倒すのは難しいよ」

ギディーを軸に日替わりでヒーローが現れるブルズは、ポストシーズンで旋風を巻き起こすための準備がしっかり整っている。