プリチャード、ホワイトの2人がともに40得点以上
現地5日、セルティックスはホームでトレイルブレイザーズと対戦。ペイトン・プリチャード、デリック・ホワイトのガードコンビが揃って40得点以上を挙げ128-118で勝利した。
この試合、セルティックスはジェイソン・テイタム、ドリュー・ホリデー、クリスタプス・ポルジンギスが欠場。だが、プリチャードが3ポイントシュート10本成功の43得点、ホワイトが3ポイント9本成功の41得点と大爆発してブレイザーズを寄せつけず。第3クォーター終了時点で20点の大量リードを奪い、楽々と逃げ切った。
NBAの歴史上、ともに9本以上の3ポイントシュートを決めて1試合40得点以上を挙げたコンビは、今回のプリチャードとホワイトが初となる。また、10リバウンドを記録したプリチャードは、レギュレーション内ではNBA史上初となる1試合40得点、3ポイントシュート10本成功、10リバウンドを達成。これまでこの記録はジェームズ・ハーデン、デイミアン・リラードも達成していたが、いずれも延長戦で成し遂げたものだった。
オレゴン州出身のプリチャードにとって、同州ポートランドを本拠地とするブレイザーズは地元チームだ。「僕はブレイザーズの試合を見て育った。ブレイザーズと戦うのはいつも楽しいよ。特に良いプレーをして勝てた時はね」と、思い入れのあるチーム相手にキャリア最高のプレーを見せた。
この試合に限らず、今シーズンのプリチャードは大きな飛躍を遂げ、シックスマン賞の有力候補となっている。この躍進の秘訣をプリチャードは「時間をかけて積み重ねてきたものが、大きな自信に繋がっていると思う」と語り、これからも変わらずハードワークを続けていくだけと強調する。
「チームメート、コーチたちが僕を信頼してくれるから、このような夜を過ごすことができる。積み重ねを続けていくことで最終的に、今回の活躍を見せられるんだ」
本人が強調するように現在のプリチャードの活躍は、これまで重ねてきたハードワークが土台となっている。だからこそ、本人、そして周囲も一過性のものではないと自信を持っている。さすがに40得点はもう見られないかもしれないが、引き続きプリチャードはセルティックスに欠かせない起爆剤として活躍を続けていくはずだ。