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選手に休養を与える現代のNBAに問われる『MVP』の基準

スター選手を休養目的で欠場させる問題に関する議論が白熱している。だがロケッツのジェームズ・ハーデンは、その傾向には縁がなく、自ら志願して全試合出場を続けている数少ないスター選手の一人だ。

シーズンMVP最有力候補に挙げられているハーデンは、3月28日のウォリアーズ戦を前に、試合に出場し続けることもMVPの条件に含まれるべきかと聞かれると、「そう思う。チームメートだけにやらせるわけにはいかない」と『ESPN』に語った。

「俺は、いつだってチームメートの支えになることを考えている。もちろん、俺も仲間に助けてもらっているし、みんなも俺が助けることを分かってくれている。コーチングスタッフのため、フロントのため、そして特にヒューストンのファンのためにプレーしたいからこそ、俺はここにいるんだ」

同じくMVP最有力候補の一人と目されるサンダーのラッセル・ウェストブルックも今シーズン全試合に出場しているが、有力候補のレブロン・ジェームズ(キャバリアーズ)とカワイ・レナード(スパーズ)は、数試合を休養のために欠場している。

今シーズンはケガに泣かされることもなくチーム躍進を支えているハーデンの言葉からは、大きな説得力が感じられる。