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アービング「今年は全員揃っている。それが一番の違い」
ヒートとの東カンファレンス準決勝を第7戦の末に制したラプターズが、一足先に勝ち上がりを決めていたキャバリアーズと、カンファレンス決勝で対戦することが決まった。キャブズのカイリー・アービングからは、ラプターズとのシリーズに向けた自信がうかがえる。
キャブズは、昨年のカンファレンス決勝でホークスをスウィープで下して、NBAファイナルに進出した。ヒザを痛めていたアービングは、ホークスとのシリーズで2試合しか出場できず、ウォリアーズとのファイナルに臨んだが、第1戦で膝蓋骨骨折の重傷を負い、残り試合を欠場した。
手術、そして長期に渡るリハビリを経て復活を遂げたアービングは、今年のプレーオフではピストンズとの1回戦から全試合に出場している。同じく昨年のプレーオフ1回戦途中から欠場したケビン・ラブも万全な状態を維持し、今年はレブロン・ジェームズとのビッグ3揃い踏みでファイナリストを決めるシリーズに臨める。
その充実感があるのだろう。15日の練習後、囲み取材に応じたアービングは、「今年は全員いる。それが一番の違いだ」と語った。
「今シーズンは、レギュラーシーズンから全員が揃って、ハイレベルなプレーを続けてきた。お互いを信頼し合う力も増しているし、去年のように誰かが抜け、他の選手が穴を埋めないといけないという状況ではないからね。今は、チーム全員が、それぞれの役割を理解して、より高いレベルでプレーできている」 ラプターズとの東決勝は、17日からスタートする。