林咲希、髙田真希、町田瑠唯ら全員オリンピック経験者
日本バスケットボール協会(JBA)は、7月26日より開幕する第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)へ向けた5人制バスケットボール女子日本代表内定選手12名を発表した。
髙田真希、町田瑠唯、宮澤夕貴のリオ2016から3大会連続出場をはじめ、今回内定した選手はいずれもオリンピック経験者。東京2020では3×3女子日本代表として出場した馬瓜ステファニーと山本麻衣は、今回の5人制とともにバスケットボール2種目の両方で世界最高峰の舞台に立つ偉業となる。
女子日本代表の指揮を執る恩塚亭ヘッドコーチは公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。
「日本の強みを最大化するために、あらゆる状況を想定して、12名を選考させて頂きました。候補者全員を選考できなくて残念な気持ちが先に立ちます。なぜならば、23名の候補全員がすべてをかけて挑戦し、チームのために献身的に戦ってくれました。尊敬に値する努力でした。その努力と貢献に報いるためにも、メンバーの思いを背負って勝利を日本に届けたいと身が引き締まる思いです。選考された12名も同じ気持ちだと思います。残された約1ヵ月、チーム一丸となって連携をより深め、突き詰めて課題を克服し、最高に成長してオリンピックに臨みます。金メダルを獲得するためにすべてをかけて戦います」
また、キャプテンを務める林咲希は以下のように意気込みを語っている。「パリ2024オリンピックで世界一になることを目指し、ここまでたくさんのメンバーといろんな経験をしてきました。東京2020オリンピックでの銀メダル獲得後、ファンの皆様からの期待やバスケットボールのスタンダードが高まり、今日に至る期間は決して楽なものではなかったです。しかし、世界一になった自分たちをイメージし、またそこに近づけるようスタッフ含め最高の雰囲気を作り上げて練習してきました。ここからあと1ヵ月ほどで始まりますが『走り勝つシューター軍団』のコンセプト通り、どんな相手にも足を止めることなく日本らしいバスケットで世界と戦えるよう、残りの期間もトレーニ ングを積んでいきます。予選からアメリカ、ドイツ、ベルギーと強豪揃いですが、今まで関わったメンバーみんなの想いを胸にコートに立ち、しっかりと登り詰めて、またファンの皆様の熱い応援も力に変えて、世界一になって日本に帰ってきます」
■大会概要
【第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)】
開催期間:7月27日(土)~8月11日(日)
会場:ベルシー・アリーナ(パリ)、スタッド・ピエール・モーロワ(リール)
女子参加国:12チーム
■女子日本代表のパリ五輪内定選手
吉田亜沙美(PG/165センチ/JBA)
髙田真希(C/185センチ/デンソーアイリス)
町田瑠唯(PG/162センチ/富士通レッドウェーブ)
宮澤夕貴(PF/183センチ/富士通レッドウェーブ)
本橋菜子(PG/164センチ/東京羽田ヴィッキーズ)
林咲希(SF/173センチ/富士通レッドウェーブ)
馬瓜エブリン(PF/180センチ/デンソーアイリス)
宮崎早織(PG/167センチ/ENEOSサンフラワーズ)
赤穂ひまわり(PF/184センチ/デンソーアイリス)
馬瓜ステファニー(PF/182センチ/CASADEMONT ZARAGOZA)
山本麻衣(PG/163センチ/トヨタ自動車アンテロープス)
東藤なな子(SF/175センチ/トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
■パリ五輪予選ラウンドの組み合わせ
・7月29日(月)28:00 vsアメリカ
・8月1日(木)18:00 vsドイツ
・8月4日(日)18:00 vsベルギー